主務ブログ2024
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選んだ道の先に
投稿日時:2025/01/25(土) 12:09
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お久しぶりです。
いよいよ最後の主務ブログになりました。1年間、このブログを書くために色々なことを考え悩んできましたが、自分の気持ちや考えを誰かに伝えるために文章にしていく時間は、考えを整理できるだけでなく、私を成長させてくれる大切な時間にもなりました。今まで読んでくださりありがとうございました。
この4年間は本当に沢山のことがありました。良いこと悪いこと、楽しいこと辛いこと、様々な経験を経てたどり着いたのがあの場所での負けでした。あの時は正直「夢であってほしい」と思いました。全てが終わるのは本当に一瞬でした。涙は出ましたが、試合が終わっても遠征はまだ続いていて、私には泣くよりも先にやらなければいけないことがあったので必死に頭を働かせました。帰ってきてから沢山泣きました。次の日にあった立命館大学と早稲田大学の試合を来年のために撮影しにいった時も、「自分たちは負けた」「もう終わってしまった」という言葉がずっと頭の中にありました。
ですが、2ヶ月が経とうとする今は、負けたことをそれなりに受け止められるようになりました。もちろん勝ちたかった。4年間、日本一になるために全てをかけて過ごしてきたので、本気で、心の底から、何が何でも勝ちたかったです。本当に本当に悔しかったです。でも、勝っていたら今の自分はいなかった、負けたからこそ味わった感情や経験、学んだこともあったと考えると、この負けも価値のあるものだったのだと思うことができます。
負けてから「4年間はどうだったか」「今はどんな気持ちか」と聞かれる時、簡単に一言で表すことが難しく色々と考えている中で、今までは「後悔はあるけど納得はしている」が正解だと考えていましたが、今は「反省はあるけど後悔はない」が最適な表現ではないかと思っています。私は「後悔する」という言葉を使うことに少し抵抗があります。なぜなら4年生であり幹部であった私は、自分がした行動を省みてもっとこうしたほうがよかったかもしれないと反省することはあっても、自分がしてきたことが失敗だったと悔やんではいけない、そうならないために考え抜いて行動する責任があると思うからです。私は、今まで自分がしてきた沢山の選択は、正解かどうかは分かりませんが、間違いではなかったと思います。他の選択肢もあったのかもしれませんが、それを選択していたら今の私はいません。選んだ道を進み、沢山の困難の中で成長させてもらってきて存在する今の自分のことを考えると、今のこの私を捨てることはできないと思います。チームや自分以外の人にとってどうだったかについては確信を持つことができませんが、私がしてきた選択が、少しでもチームに、他の誰かに良い影響を与えることができていて欲しいと思います。
1月26日の壮行会を以て、私たちは卒部し、それぞれの新しい道に進みます。その先にも数え切れないほどの選択と、今まで以上の困難が待っていると思います。でもFIGHTERSで4年間を過ごした今の私は、どんな困難があっても、最後には自分が納得できる道を選ぶことができるだろうという自信があります。私がFIGHTERSで得ることができた一番大きなものは、「選んだ道の先にどんな結果が待っていても、最後には、自分の選択は間違ってはいなかったと納得できるようにしよう」という考え方です。望む結果になるとは限らない、いつ終わりが来るのかもわからない、自分ではどうすることもできないことも沢山ある中で、常に自分がやりたいこと、やるべきことを考え、行動に移す。自分を客観的に見て、自分とは異なる意見を取り入れながらも自分を見失わず、信じる道を、選んだ道を、胸を張って歩く。そしてその先にある結果がどうであっても全てを受け入れ、それらを次の道を進む力に変えていく。この考え方は、これから先どこで何をする時にも私の力に、道標になってくれると思います。今の私にあるこの自信と考え方は、FIGHTERSでの4年間から、今回の負けから得ることができた、そしてここからでしか得ることができなかった、とても大切なものです。振り返っても苦しい時間の方が多い4年間でしたが、今の私になるために、FIGHTERSは絶対に欠かせないものでした。
未熟な私でしたが、自分がしてきた4年間の取り組みが、FIGHTERSがこれからも「全力を尽くす誰かに沢山の経験と学びと成長を与えてくれる場所」であり続けることに少しでも貢献できていたらと思います。
最後にはなりましたが、今年度も沢山のご支援、ご声援をいただき本当にありがとうござました。ありきたりな言葉にはなってしまいますが、皆様がいなければ今の私たちは、FIGHTERSはありません。心から感謝申し上げます。
そして、これからもFIGHTERSをよろしくお願いいたします。
2024年度主務 松浦 佑月
私たちが見た景色
投稿日時:2024/12/09(月) 20:23
2024年のFIGHTERSにたくさんのご支援、ご声援をいただき本当にありがとうございました。
あの日から1週間が経ちました。まだ全てが終わったわけではないですが、一度、皆様に感謝の気持ちを伝えるとともに、今の気持ちや考えを書いてみようと思います。
この経験で学んだことは、これだけやっても目標に届かないことがあるということでした。私はFIGHTERSで過ごしたこの4年間、FIGHTERSのことを考えなかった日も、無駄に過ごした日も、一日も無かったと言いきれます。ですが、それでもまだまだ足りていませんでした。他の誰かより自分たちの努力が劣っていたとは思いません。ただ、これでは足りていなかった。そう思わないと苦しいので、自分にそう言い聞かせていました。
あの時の感情は今まで感じたことがないもので、言葉に表すことができないものでした。悲しいとか、悔しいとか、そんな簡単なものではなく、誰かの顔を見るだけでただ涙が出ました。自分でも自分の感情が分からない、そんなことがあるんだなと思いました。
負けた時のあの景色は、ずっと記憶に残り続けると思います。絶対に見たくない景色でしたが、一方で、私たちにしか見ることができない景色でもあったと思います。それは私たちが特別だという訳では決してなく、私たちが過ごした4年間、そして特にこの1年は、私たちしか経験していないことだからです。競技スポーツである以上勝敗があり、勝ったチーム、負けたチームがあって、それぞれに色んなドラマがあると思いますが、私たちと同じ道を辿ったチーム、辿るチームはありません。私たちの姿が他の人たちにどう見えていたとしても、私たちにとってはとても大切な経験で、この経験をした人にしか学べないことや、味わえない感情がありました。
そして、そう思える今があるのは、いつどんな状況でも支えてくださり、応援してくださった沢山の方たちがいたからです。だからこそ、シーズンの最後を遠いアウェイの地で迎え、家族や友達、ファンの方々、応援団の方々など、いつも近くで応援してくださっていた方々が見ていない中で終わりを迎えてしまったことを悔しく思います。
とはいえ、遠い東京の地まで応援に駆けつけてくださった皆さま、関東の地からいつも応援してくださっている皆さま、アウェイのバックスタンドをいっぱいにしてくださりありがとうございました。また、オンラインで応援してくださりありがとうございました。たくさんの温かい言葉をかけてくださりありがとうございました。
卒部する1月末まで、残りの仕事をしながら、気持ちの整理をし、4年間を振り返り、最後の主務ブログを書きたいと思っています。
あの日から1週間が経ちました。まだ全てが終わったわけではないですが、一度、皆様に感謝の気持ちを伝えるとともに、今の気持ちや考えを書いてみようと思います。
この経験で学んだことは、これだけやっても目標に届かないことがあるということでした。私はFIGHTERSで過ごしたこの4年間、FIGHTERSのことを考えなかった日も、無駄に過ごした日も、一日も無かったと言いきれます。ですが、それでもまだまだ足りていませんでした。他の誰かより自分たちの努力が劣っていたとは思いません。ただ、これでは足りていなかった。そう思わないと苦しいので、自分にそう言い聞かせていました。
あの時の感情は今まで感じたことがないもので、言葉に表すことができないものでした。悲しいとか、悔しいとか、そんな簡単なものではなく、誰かの顔を見るだけでただ涙が出ました。自分でも自分の感情が分からない、そんなことがあるんだなと思いました。
負けた時のあの景色は、ずっと記憶に残り続けると思います。絶対に見たくない景色でしたが、一方で、私たちにしか見ることができない景色でもあったと思います。それは私たちが特別だという訳では決してなく、私たちが過ごした4年間、そして特にこの1年は、私たちしか経験していないことだからです。競技スポーツである以上勝敗があり、勝ったチーム、負けたチームがあって、それぞれに色んなドラマがあると思いますが、私たちと同じ道を辿ったチーム、辿るチームはありません。私たちの姿が他の人たちにどう見えていたとしても、私たちにとってはとても大切な経験で、この経験をした人にしか学べないことや、味わえない感情がありました。
そして、そう思える今があるのは、いつどんな状況でも支えてくださり、応援してくださった沢山の方たちがいたからです。だからこそ、シーズンの最後を遠いアウェイの地で迎え、家族や友達、ファンの方々、応援団の方々など、いつも近くで応援してくださっていた方々が見ていない中で終わりを迎えてしまったことを悔しく思います。
とはいえ、遠い東京の地まで応援に駆けつけてくださった皆さま、関東の地からいつも応援してくださっている皆さま、アウェイのバックスタンドをいっぱいにしてくださりありがとうございました。また、オンラインで応援してくださりありがとうございました。たくさんの温かい言葉をかけてくださりありがとうございました。
卒部する1月末まで、残りの仕事をしながら、気持ちの整理をし、4年間を振り返り、最後の主務ブログを書きたいと思っています。
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