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「FIGHTERSとして戦う」

投稿日時:2013/08/27(火) 07:05

 先日、4年生にとっては現役生活最後のかねいちや合宿を終えました。例年に比べ、8泊9日と日数の多い合宿でしたが、あっと言う間に過ぎ去りました。私にとっても高等部から7年間続けてきた最後のかねいちやでの合宿でした。私の中で、この合宿でチームを変えることができなければ、我々の目標からは大きく遠ざかる。何としてでもチームを好転させて「日本一」に近づける、この思いしかありませんでした。
 合宿の前半は、チームの雰囲気、練習の質ともに上ヶ原での練習に比べてもさほど変わらない状況が続いていました。それぞれが「一人前の男」になるために合宿を迎えたはずが、その覚悟が甘く、練習や生活に出てしまっていました。このままで合宿を終えると我々に「日本一」はない。ライスボウルで負けた悔しさや昨年度の4年生を負けて引退させてしまったことに対する思いはこんなものではない。我々の本気はこんなものではない、と主将の池永が檄を飛ばしていました。4年生でミーティングをし、具体的に何が足りていなくて、明日の練習で何をすべきかを話し合い実行することを決意しました。
 合宿後半、雰囲気が少しずつ変わり始めました。今まで燻っていた選手たちが自分の殻を破るために必死にもがく姿も見られました。後輩達もその姿を見て奮起して、一生懸命練習に励むようになりました。日本一を目指す上で当然の姿勢ではありますが、この姿こそがFIGHTERSのあるべき姿であると思っています。どんな状況下においても常に高い目標を掲げ、それに対して愚直に取り組む。そのためにグラウンド外での時間もフットボールに費やす。これが当たり前になっていき、さらに高いレベルに挑戦できるようになる。この当たり前のようなことを過去の先輩方は高いレベルで実行し、「FIGHTERSとして戦う」ことを誇りに思っているからこそ、存続しているのだとこの合宿で痛感しました。挑戦者として、私たちもこの姿勢を忘れずに取り組み続けたいと思います。
 また、今年は平郡雷太さんがなくなられて10年目に当たる合宿でした。平郡さんのことは、ご存知の方も多いと思いますが、4年生だった2003年にLBとしてディフェンスリーダーを務められていた方で、合宿最終日の最後のメニューで倒れ急性心不全によって亡くなられた方です。今は「やまももの木」となって第3フィールドのスタンドから私たちを見守って下さっています。
 命日の16日には平郡さんと同期の方が多数合宿に来られ、夕食後の全体ミーティング時には当時主将の今東(大岳)OBからお話を伺いました。平郡さんの生き様や取り組みについて語ってくださり、「人一倍責任感が強く、自分が掲げた目標に対してストイックに取り組む姿勢が印象的だった。」「他人に対しても要求をし続け、自分には更に高いレベルで要求し続けた彼の姿は、まさにFIGHTERSの理想だった。」とおっしゃっていました。まさにこの合宿で我々が体得しなければならない姿勢を体現された先輩だったのではないでしょうか。実際お会いすることはできませんが、平郡さんのフットボールに対する姿勢は、FIGHTERSが存在する限り永遠に受け継がれると思います。
 我々の目標はあくまで「社会人を倒して日本一」になること。昨年度の戦力で成し遂げられなかった目標に対して、それを上回るチームを作り上げていくことは至難の業ですが、合宿で得た「FIGHTERSとして戦う」を再認識して、愚直に取り組むことを誓います。
 最後になりましたが、今年の夏合宿も多大なご支援、ご尽力のもと無事終えることができたことに感謝申し上げます。
 そしていよいよ開幕まで1週間を切りました。残された時間で最大限の努力をし、初戦から戦い続けますので、ご声援のほどよろしくお願い致します。

いざ、夏合宿

投稿日時:2013/08/10(土) 11:40

 合宿前の夏練習は、あっと言う間に過ぎ去りました。7月に準備していたことが、チームの中で徐々に変化として現れているところもあれば、準備していたのにアクションすら起こせずに終わってしまっていることあります。私も含めてまだまだです。
 そして、今日から兵庫県東鉢伏にある「かねいちや」という宿舎で8泊9日の合宿があります。この場所での合宿には、大きな意味があります。
 まず一つ目は、フットボール漬けになれること。とことんフットボールと向き合える場所であるということです。「下界」とシャットダウンして無駄なことは考えず、集中して取り組むことができる最高の環境です。
 そしてもう一つは、共同生活が出来るということです。チームスポーツにおいて共同生活をするということはとても大切なことですが、24時間、ましてや一週間強もの間、仲間と一緒にいるというのはこの場所でしかありえません。普段は必要なことしか話せていない仲間とも、色々なことを語る時間があります。集団生活を送る上でのルールや決まりは狭苦しく感じるかも知れませんが、その中には仲間と同じ目標に向かって取り組む上で必要であるということを学ぶことが出来ます。
 夏合宿前に各自が目標を立てました。ファンダメンタルにとことんこだわる、パートの中で一番元気を出してやる、ライバルをイメージして練習から圧倒する、チームを一つにする、こういった目標が並んでいました。その目標を見ていく中で気がついたのですが、目標の語尾に「~なりたいとか、~努力する」といった言葉が少なかったことが、ひとつ成長を感じました。日本一には、誰でもなりたいことだと思います。ですが、それを達成できるのはごく限られた人達です。その中でも覚悟を持って「絶対に~する!、達成する!」という決意を持って合宿に望もうとしていることは、とてもチームにとってはプラスです。必ずや部員が立てた目標を全員が実行し、上ヶ原での練習の糧となるよう全力を尽くします。
 4年生にとってはラストチャンスです。このチャンスを逃せば大きく日本一が遠のきます。4年生で決めた目標である「初戦までに4年生が ALL for ONE を体現する」という目標を一番体現できる場所であり、その上で個人個人がえげつなく取り組みチームとして一回りも二回りも成長できると信じています。
 我々2013年度FIGHTERSの本気を合宿で体現します。そして、合宿を終えれば一週間強で試合です。時間はありませんが、その中で最大限の準備を行って、初戦を迎えるようにします。
 最後になりましたが、この夏合宿を迎えるに当たって、尽力して頂いたOB会、後援会をはじめ多くの方々に、本当に感謝しております。その期待に応えられるように部員一同やりきります。
 また、合宿後に報告します。それでは、行ってきます!
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