主務ブログ2024 2024/5/2
ヤマモモの木
投稿日時:2024/05/02(木) 00:53
先日、幹部決定のご報告をするため、主将の永井とともにFIGHTERSの部長である池埜聡先生の研究室に伺いました。その際に池埜先生から2003年の合宿で亡くなった平郡雷太さんのお話をお聞きしました。
私が入部後初めてフィールドでの練習に参加した日、練習前にMGRの先輩に連れられて向かったのは、フィールドを見渡せる小高い場所に植えられたヤマモモの木の前でした。そこで私は、過去に合宿中に亡くなった先輩がいたこと、練習前にはここで黙祷することを教えてもらいました。それから今まで3年間、練習前には必ず黙祷を捧げ、試合や合宿にも碑を持って行くことが当たり前になっていました。
当時のことはFIGHTERSで過ごした3年間の中で何度か耳にする機会があり、2003年の夏合宿の練習中に倒れられ、急性心不全で亡くなったことや、その出来事がきっかけとなり安全対策が見直されたことは理解していました。しかし、当時を知る人から、その時の部員たちがどんな状況に置かれていたのかを聞いたことはありませんでした。事故後のチームは混乱状態になり、精神的に不安定になる部員も多かったそうです。そのような状況のチームへのサポートとして心的外傷などがご専門の池埜先生にご支援をお願いし、池埜先生にはその後も長くチームのメンタルをサポートしていただき、2016年からは部長にも就任されたとのことでした。今までは残された部員達の話を聞くことはなかったため、お話を聞きながら当時のことを思い浮かべ、辛いや悲しいという言葉では言い表すことができなかっただろうと思いました。
アメリカンフットボールは激しいコンタクトスポーツであり、最悪の場合も起こりうることはこの3年間でも講習会等で聞いてきましたが、改めて「日本一」「勝つべくして勝つチーム」を目指すと同時に「安全が第一」であることを実感しました。
そして、スタッフである私にとっては、不測の事態があった際にどのような行動を取ることができるかどうかがとても大切であると思いました。その時に落ち着いた判断や行動をすることが、自分が考えているよりもずっと難しいだろうと想像しますが、そのような時こそスタッフの行動がとても大切であることも学びました。
私たちの目標を達成するためにも、これまで沢山の方達が繋いできてくださったバトンを次の世代に渡すためにも、平郡さんの事故から学んだ教訓をこれからも引き継ぎ、安全かつ日本一に相応しい練習を行なっていく必要がある。池埜先生のお話を聞き、改めてそう思いました。
私が入部後初めてフィールドでの練習に参加した日、練習前にMGRの先輩に連れられて向かったのは、フィールドを見渡せる小高い場所に植えられたヤマモモの木の前でした。そこで私は、過去に合宿中に亡くなった先輩がいたこと、練習前にはここで黙祷することを教えてもらいました。それから今まで3年間、練習前には必ず黙祷を捧げ、試合や合宿にも碑を持って行くことが当たり前になっていました。
当時のことはFIGHTERSで過ごした3年間の中で何度か耳にする機会があり、2003年の夏合宿の練習中に倒れられ、急性心不全で亡くなったことや、その出来事がきっかけとなり安全対策が見直されたことは理解していました。しかし、当時を知る人から、その時の部員たちがどんな状況に置かれていたのかを聞いたことはありませんでした。事故後のチームは混乱状態になり、精神的に不安定になる部員も多かったそうです。そのような状況のチームへのサポートとして心的外傷などがご専門の池埜先生にご支援をお願いし、池埜先生にはその後も長くチームのメンタルをサポートしていただき、2016年からは部長にも就任されたとのことでした。今までは残された部員達の話を聞くことはなかったため、お話を聞きながら当時のことを思い浮かべ、辛いや悲しいという言葉では言い表すことができなかっただろうと思いました。
アメリカンフットボールは激しいコンタクトスポーツであり、最悪の場合も起こりうることはこの3年間でも講習会等で聞いてきましたが、改めて「日本一」「勝つべくして勝つチーム」を目指すと同時に「安全が第一」であることを実感しました。
そして、スタッフである私にとっては、不測の事態があった際にどのような行動を取ることができるかどうかがとても大切であると思いました。その時に落ち着いた判断や行動をすることが、自分が考えているよりもずっと難しいだろうと想像しますが、そのような時こそスタッフの行動がとても大切であることも学びました。
私たちの目標を達成するためにも、これまで沢山の方達が繋いできてくださったバトンを次の世代に渡すためにも、平郡さんの事故から学んだ教訓をこれからも引き継ぎ、安全かつ日本一に相応しい練習を行なっていく必要がある。池埜先生のお話を聞き、改めてそう思いました。