主務ブログ2024 2013/2/19
新4年生へ
投稿日時:2013/02/19(火) 22:17
最後のブログですが、その時々の思いは前回までのブログで吐き出してきたので、最終回は、今、この時もファイターズの為に頑張っている新4年生に向けて、書きたいと思います。
新4年生へ
いよいよ君たちのシーズンが始まりましたね。うまくいかない事ばかりで滅入っている人も少なくはないでしょう。私もシーズンを振り返って、この時が肉体的にも精神的にも一番苦しかった時期だったと記憶しています。
華やかな東京ドームでの出来事から一転、帰りの新幹線では放心状態でした。不安な心を押さえつける為に新幹線の車両デッキに出て梶原、川端と話をしていました。何の話をしたかは覚えていません。ただ、暗い話をしていたのだけは覚えています。
現実に突き落とされたような、夢から覚めたような、そんな感覚を皆も味わったのではないでしょうか。3年間も所属したチームなのに、いつも居たはずの部室の雰囲気までもが違うように感じるほど、まるで別世界のようでした。
「一寸の光も無い、真っ暗なトンネルの中を手探りだけで少しずつ進んでいる。でも、今、踏み出した一歩は、果たして前に進んでいるのだろうか。」
そんな感覚なのではないでしょうか。
「良いチームをつくる事」は4年生全員にとって永遠の、最大のテーマになっていると思います。私もシーズンを通して、殆どの時間をこのテーマに費やしてきました。「何か『ファイターズにおけるチームづくりとは』みたいなマニュアルがあればいいのに…。」そんな逃げ道のようなことを幾度も考えました。
結果的には2012年度のファイターズは本当に良いチームになったと思っています。ただ、こんなに「チームづくりについて考えて、行動して、反省して…」を繰り返したはずなのに、2012年度のチームづくりにおいて「この言動は良かったな」とか「この出来事はマイナスだった」とかの判断を下すことが出来ないというのが、私の振り返りです。
「あの時にこう判断して行動したあの出来事はチームが好転したと思っていたけど、今、考えるとそうでもないな…。」
とか、
「あの時のアイツの言動はホンマに最低や、と思ってたけど、今から考えたらそうでも…。いや、むしろ良かったんかな?」
という具合です。
結局、「チームづくりに正解なんて無い」というのが、たどり着いた答えです。
新4年生は「いや、結局それかい。そんなん何回も聞いたわ。」って思ったでしょう。でも、そう思いながらも「これはさすがにアカンやろ。」とか、「こんな事しても意味ないやろ。」とか思いながら、自分の行動を取捨選択してしまっていませんか?固定概念に囚われてしまっていませんか?
本当に「正解なんて無い!」と思っていたら、どんな行動も出来事も「その先、好転するか、しないかなんて、誰にも分からない」のだったら、取捨選択なんかしないで全部やったら良いじゃないか、ってなるのが自然ですよね。でも、本当にそう思えていますか?私は本当に「そのように」思えていない時期が長かったです。どちらかと言えば「こうしなければいけない」と「何かにやらされている」時期がとても長かったです。
皆にはそうなって欲しくない!この事が私の願いです。一度しかない4年生。本当に貴重な時間を今過ごしているのです。リミッターなんかかけずに、ただ、思いっきりやって欲しいんです。ちなみに私は「リミッターが外れたな」と自分でも感じるようになった時には既に「チームづくりは面白い!」と感じていました。
「4年生って面白くないな~。」って思っている間は良いチームなんて出来ません。絶対に。面白くない事なんて思いっきり出来ないでしょう?人間なら普通だと思います。何も「辛い事、しんどい事をただひたすらにすることが正義だ。」みたいになったら、それこそ変です。私が春合宿とか、夏合宿でやってたことを思い出してみてください。普通に引くでしょう?(笑)
最後に、私はあと1年チームに残ります。5年生コーチの身分で皆にしてあげれることは微々たるものですが、話ぐらいは聞いてあげれるし、安い飯ぐらいになら連れて行けます。他にも自分なりに、現役の為に出来ることはこれからも探していくつもりです。でも、監督、コーチ、支えて下さる人々がいくら頑張っても、ファイターズの4年生の力には誰にも勝てないという事を覚えておいて下さい。4年生の力って皆が想像しているよりも壮大なんです。だから、「こんな4年生についていきたい」と思えるような「一人前の人間」になれるよう頑張ってください。
これで、私が書く主務ブログは全て終了です。つたない文章のブログでしたが、見続けていただいた方には本当に感謝いたします。「ブログ見ましたよ!」と声を掛けていただくと恥ずかしい反面、とても嬉しかったです。
ブログを書き始めた当初は「なんでこんな事しないといけないのだろう。」と思いながら書いていました。正直、ただ求められたから、これまでの人たちが書いていたから、書いていました。改めて自分の書いた文章を見てみると「いいね!」の数が圧倒的に少ない文章は手抜きです。すみません。
ただ、今は違います。ブログを書くだけで、その時々の自分の気持ちが整理され、次の一歩を踏み出す力になりました。是非、今後、主務になる後輩にもずっと続けて欲しいと思います。
最後になりましたが、こんなチーム、こんな主務にエールを送っていただき、本当にありがとうございました。皆様からのあたたかいコメントやお声掛けに何度勇気をいただいた事か…。感謝してもしきれません。
これからは私もファイターズを支える番です。皆さんも変わらぬご支援、ご声援の程、宜しくお願いします。
新4年生へ
いよいよ君たちのシーズンが始まりましたね。うまくいかない事ばかりで滅入っている人も少なくはないでしょう。私もシーズンを振り返って、この時が肉体的にも精神的にも一番苦しかった時期だったと記憶しています。
華やかな東京ドームでの出来事から一転、帰りの新幹線では放心状態でした。不安な心を押さえつける為に新幹線の車両デッキに出て梶原、川端と話をしていました。何の話をしたかは覚えていません。ただ、暗い話をしていたのだけは覚えています。
現実に突き落とされたような、夢から覚めたような、そんな感覚を皆も味わったのではないでしょうか。3年間も所属したチームなのに、いつも居たはずの部室の雰囲気までもが違うように感じるほど、まるで別世界のようでした。
「一寸の光も無い、真っ暗なトンネルの中を手探りだけで少しずつ進んでいる。でも、今、踏み出した一歩は、果たして前に進んでいるのだろうか。」
そんな感覚なのではないでしょうか。
「良いチームをつくる事」は4年生全員にとって永遠の、最大のテーマになっていると思います。私もシーズンを通して、殆どの時間をこのテーマに費やしてきました。「何か『ファイターズにおけるチームづくりとは』みたいなマニュアルがあればいいのに…。」そんな逃げ道のようなことを幾度も考えました。
結果的には2012年度のファイターズは本当に良いチームになったと思っています。ただ、こんなに「チームづくりについて考えて、行動して、反省して…」を繰り返したはずなのに、2012年度のチームづくりにおいて「この言動は良かったな」とか「この出来事はマイナスだった」とかの判断を下すことが出来ないというのが、私の振り返りです。
「あの時にこう判断して行動したあの出来事はチームが好転したと思っていたけど、今、考えるとそうでもないな…。」
とか、
「あの時のアイツの言動はホンマに最低や、と思ってたけど、今から考えたらそうでも…。いや、むしろ良かったんかな?」
という具合です。
結局、「チームづくりに正解なんて無い」というのが、たどり着いた答えです。
新4年生は「いや、結局それかい。そんなん何回も聞いたわ。」って思ったでしょう。でも、そう思いながらも「これはさすがにアカンやろ。」とか、「こんな事しても意味ないやろ。」とか思いながら、自分の行動を取捨選択してしまっていませんか?固定概念に囚われてしまっていませんか?
本当に「正解なんて無い!」と思っていたら、どんな行動も出来事も「その先、好転するか、しないかなんて、誰にも分からない」のだったら、取捨選択なんかしないで全部やったら良いじゃないか、ってなるのが自然ですよね。でも、本当にそう思えていますか?私は本当に「そのように」思えていない時期が長かったです。どちらかと言えば「こうしなければいけない」と「何かにやらされている」時期がとても長かったです。
皆にはそうなって欲しくない!この事が私の願いです。一度しかない4年生。本当に貴重な時間を今過ごしているのです。リミッターなんかかけずに、ただ、思いっきりやって欲しいんです。ちなみに私は「リミッターが外れたな」と自分でも感じるようになった時には既に「チームづくりは面白い!」と感じていました。
「4年生って面白くないな~。」って思っている間は良いチームなんて出来ません。絶対に。面白くない事なんて思いっきり出来ないでしょう?人間なら普通だと思います。何も「辛い事、しんどい事をただひたすらにすることが正義だ。」みたいになったら、それこそ変です。私が春合宿とか、夏合宿でやってたことを思い出してみてください。普通に引くでしょう?(笑)
最後に、私はあと1年チームに残ります。5年生コーチの身分で皆にしてあげれることは微々たるものですが、話ぐらいは聞いてあげれるし、安い飯ぐらいになら連れて行けます。他にも自分なりに、現役の為に出来ることはこれからも探していくつもりです。でも、監督、コーチ、支えて下さる人々がいくら頑張っても、ファイターズの4年生の力には誰にも勝てないという事を覚えておいて下さい。4年生の力って皆が想像しているよりも壮大なんです。だから、「こんな4年生についていきたい」と思えるような「一人前の人間」になれるよう頑張ってください。
これで、私が書く主務ブログは全て終了です。つたない文章のブログでしたが、見続けていただいた方には本当に感謝いたします。「ブログ見ましたよ!」と声を掛けていただくと恥ずかしい反面、とても嬉しかったです。
ブログを書き始めた当初は「なんでこんな事しないといけないのだろう。」と思いながら書いていました。正直、ただ求められたから、これまでの人たちが書いていたから、書いていました。改めて自分の書いた文章を見てみると「いいね!」の数が圧倒的に少ない文章は手抜きです。すみません。
ただ、今は違います。ブログを書くだけで、その時々の自分の気持ちが整理され、次の一歩を踏み出す力になりました。是非、今後、主務になる後輩にもずっと続けて欲しいと思います。
最後になりましたが、こんなチーム、こんな主務にエールを送っていただき、本当にありがとうございました。皆様からのあたたかいコメントやお声掛けに何度勇気をいただいた事か…。感謝してもしきれません。
これからは私もファイターズを支える番です。皆さんも変わらぬご支援、ご声援の程、宜しくお願いします。