主務ブログ2024 2012/11/17

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人生において幸せとは何か

投稿日時:2012/11/17(土) 11:59

 更新が遅れ、申し訳ありません。
 関大戦に向けての思いを綴るはずだったが、目の前のことに追われ、気がつくと関西大学戦の前日だった。シーズンインしてからというもの、とにかく時間が過ぎるのが早い。初戦の近畿大学戦前夜、不安で寝られなかったことを昨日のことのように思い出す。
 京都大学戦の数日前、練習グラウンドにOB会の方々が来られ、激励の言葉をいただいた。その中でもあの名試合「涙の日生球場」を経験されたOBのお話が心に突き刺さった。
 「現役時代の悔しい思いは40年経った今でも沸々と込み上げてくる。」
 試合や練習で起こるほんの一瞬の出来事で40年間泣き続ける。普通の生活を送っていてそんな思いに浸れることがあるだろうか。今までの人生で体感したことない早さで過ぎ行くこの時間の一瞬一瞬は、そんな熱い思いを抱くことができる。その可能性の大きさからこのFIGHTERSに所属をしていることを改めて幸せに感じた。
 先日、そんな我々と先輩方の思いが詰まった71年間が評価され、西宮市からある賞をいただいた。「西宮市民文化賞」である。西宮市が、学術・芸術・体育・社会事業・生活文化等において功績を残した個人、団体に贈る賞である。今回、我々アメリカンフットボール部FIGHTERSは創部からの71年間の歴史・功績を踏まえての受賞となった。
 受賞会場となった西宮神社会館の風情と格式高い建物、主将・梶原が受け取ったその盾のデザインからは西宮市を支える方々からの「思い」が伝わってくる。FIGHTERSの活動が地域の人々の心を動かしたのだ。
 失礼なことを承知で言わせていただくと、FIGHTERSの活動が内外問わず大きな影響力を持っていることを、引退された先輩方の中にはこの部を離れてから感じられた方も多くいらっしゃるのではないだろうか。現役時代はこの部の活動がどれだけの人に注目され、期待をされているのかを、頭では分かっていても実感を持つという場面は少ないのかもしれない。
 私は役職柄このような式典等に参加し、部外の方と接する機会が他に部員よりも多い。その度に労いの言葉、期待の言葉、お称めの言葉を掛けていただく。だからだろうか。他の部員よりもそれが実感として感じられるように思う。
 我々がやっているのは、アマチュアスポーツだ。プロではない。しかし、この部に所属し、このようなことを感じられること、万単位の観衆の前で私たちの思いをフットボールで表現できること、これは71年の歴史を刻んできたFIGHTERSだからこそ出来るのではないか。
 こんな思いに浸れるのは、人生であと何回あるだろうか。私たちは今、本当に特別な時間を過ごしている。

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