主務ブログ2024

<<前へ 次へ>>
rss

真価が問われる

投稿日時:2017/09/08(金) 19:50

 同志社大学とのリーグ初戦、結果は28-0で勝利したものの、前半のスコアは7-0。ディフェンスのゴール前でのインターセプトがなければ失点し、同点で後半を迎えていてもおかしくない試合でした。もし同点で前半を終えていたら、全員が「まさか」「こんなはずでは」と浮き足立ち、結果は変わっていたに違いありません。本当にフットボールの実力だけではなくチーム力そのものの弱さ、脆さが露呈した試合でありました。
 このような試合になってしまったのには必ず理由があります。原因はやはり日々のフットボールに対する向き合い方、取り組み方にありました。一人一人の中に「自分は何をしたいのか」という強いこだわり、思いがあるのかどうか。同志社戦の2日前、コーチから「このチームから何をしたいのか、どんなゲームをしたいのかというものが全く伝わって来ない」という旨のご指摘を受けました。
 一人一人、全く頑張っていないわけではない。しかし、がむしゃらに、ただやみくも取り組んで勝てるというほど相手は甘くありません。どのように結果を出すのか、そこから「正解はない」という理由をつけて考えることから逃げていたのではないかと思います。
 練習の1つのメニュー、1つのプレーの精度、1つの集散、1つのダッシュにどれだけ馬鹿みたいにこだわっているのか。一戦一戦勝ち抜かなければならないものの、目標である日本一になるためには試合を重ねるたびに成長していくしかありません。
 また、なかなか結果が出ないことに対して「ああ、何故こうもうまくいかないのか」で終わっていないだろうか。どうすればこの状況を打開できるのか、どうすればプレーが通るのか、止まるのか、そこに目を向け、徹底的に考え抜かない限りこのチームに先はない、その現実が突きつけられています。
 この現状を受け、前節の試合後に各ポジション・各個人の今年の目標を再確認し、その上で次の桃山学院大学戦でどんなプレーをしたいのか、そのために日々何にこだわって、何をして過ごすのかを共有し、過ごしてきました。明日の試合の結果が今年度ファイターズの今後を決めるといっても過言ではありません。勝ちに執着するのはもちろんのこと、どうやって勝つのか、どんなゲームを展開したいのか、どんなプレーをしたいのか、どんなサイドラインを作るのか、前節の結果から何を感じ、どれだけ本気で結果を出すことにかけてきたのか、それらが試される、正に「真価が問われる」試合です。試合までの残された時間、今週の取り組みを振り返り、試合当日に自分は何を体現するのかを再確認したうえで、試合直前まで徹底的に準備をして試合に臨みます。

KG FOOTBALL

投稿日時:2017/08/26(土) 21:42

 8泊9日の夏合宿を終え、現在は初戦の同志社大学戦に向けて準備を進めております。今年の夏合宿のテーマは「日本一になるための合宿」でした。勝つためには何が必要なのか。絶対に負けないという闘争心、プレーの精度、様々なものがあるなかでいつも我々はどれか1つに偏ってしまうように感じています。何が一番大切かという議論がよく巻き起こりますが、そこに答えはなく、優劣がつくものではないのです。今回の夏合宿においても、やはり同様の問題が発生しました。一人一人のプレーに対する思いがいくら大きくても、プレーの精度や戦術理解が比例して伸びていない。いくら強く勝ちたいと思っていても、それだけで勝つことができるほど日本一というものは甘くない。合宿中の練習やコーチ、OBの方のお話を伺う中でそのように感じました。
 「頑張っていない訳ではない。ただ、どこのチームも本気で勝ちたいと思って頑張っている。我々が目指す目標を達成するためには、目標から逆算し、今、本気で何をするかが大切なのである。」
 「プレーの精度をどうすれば高めることができるのか。そこに本気で向き合い、思いを込めて取り組むことが我々のフットボールなのである。」
 今、我々のフットボールはどこか空回りしている、そのことに改めて気付かされた夏合宿でありました。細かい戦術やファンダメンタル等から逃げずに、本気で、試合直前まで向き合い続け、試合が始まればあとはやってきたことを信じて全てを出し切る。1Playに思いをのせる。これこそが"KG FOOTBALL"なのではないでしょうか。
 時間は刻一刻と迫っており、間も無く我々4年生にとっては最後の秋シーズンが始まります。負ければ「引退」という2文字がかかったシーズンは、これまで下級生の時に感じてきたもの以上の重みがあり、正直なところ「負けたらどうしよう」という不安に苛まれる日々を送っております。多くの課題、問題があるなかで迎えるシーズンでありますが、我々の目標を達成するためには一戦たりとも負けることはできません。試合に出るメンバー、控えメンバー、スタッフ全員が試合開始直前まで悩み、考え抜き、あとはやるだけだという境地になるべく、できることを全てやり抜きたいと思います。試合が始まれば一人一人が「こいつには絶対に負けない」という闘争心をむき出しにしたプレー、"KG FOOTBALL" を体現し、必ずや日本一を達成したいと思います。ご声援のほど、よろしくお願い致します。
«前へ 次へ»

<< 2024年11月 >>

MONTUEWEDTHUFRISATSUN
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

2024年11月