主務ブログ2024

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特別な時間

投稿日時:2024/06/03(月) 21:13

 先日、OBであり現在アシスタントコーチをしていただいている方から、「FIGHTERSで過ごす時間はとても貴重なものだ。社会に出てから経験したくてもなかなかできるものではない。」というお話をお聞きしました。私自身、今まで過ごしてきた3年間はもちろん、特に4年生、そして主務になってからこのチームで過ごしている時間はとても貴重だと感じています。
 FIGHTERSでは、毎日のように「自分はどうしたいのか。どうありたいのか。」を考え、今できること、やらなければいけないことに取り組んだり、挑戦したりすることができます。同期、先輩、後輩とこんなに本音で話し合える環境は他になく、その仲間たちと試行錯誤しながら同じ目標に向かって進んでいくことができます。そして、失敗もしながら沢山のことを学びます。私自身、主務になってからは特に、毎日のように沢山の方から私に不足していることやできていないことを指摘していただいており、日々自分の不甲斐なさを感じながらも、これほど沢山の人に見ていただき、評価していただけるのは本当に恵まれた環境であると感じています。課題は山積みですし、指摘される分だけ私にはこのチームに対する責任があるということなので、自分がこの立場を望み任せていただいたからにはしっかりと結果を出し、「勝つべくして勝つ日本一のチーム」を作らないといけないと思っています。
 FIGHTERSのOB/OGの方達の多くは、卒業してからもFIGHTERSに関わってくださっています。資金面で援助してくださっているのはもちろん、休日を返上してFIGHTERSのために尽力してくださる方ばかりで、そのような方達がいらっしゃるおかげで私たち現役の部員たちが活動することができています。上級生になるにつれ、そのことをより強く実感するようになりました。私たちがFIGHTERSでさせてもらっている沢山の経験を、今の後輩たちや未来のFIGHTERSになる人たちにもしてもらいたい。そんな経験ができる環境を遺していきたい。その想いも主務を目指す理由の1つでした。
 毎日を過ごす中で、大きな壁にぶつかったり、成長が感じられない自分が嫌になったり、自分がどうしたいのかも分からなくなってしまったりすることがありますが、私が今過ごしている時間はとても貴重で、今しか経験できなくて、望んでも簡単には手に入れられません。そのような時間を無駄にせず、今年のチームが勝つことはもちろん、このチームをより良い状態で後輩たちに遺していくためにも、私にできる、私がやらなければいけないことに、必死に取り組んでいきます。

アメリカ遠征

投稿日時:2024/05/25(土) 21:58

 私たちは5月1日~7日までアメリカのオレゴン州アシュランドに遠征し、南オレゴン大学(Southern Oregon University、SOU)との交流と試合を行いました。現地での様子や試合に関しては今年度のイヤーブックに掲載されますので、この主務ブログでは私自身の遠征の中で印象に残っていること、学んだことについて書かせていただきます。
 私の中で特に印象に残っているのは、SOUのスタッフをされているエマさんと出会ったことでした。それは、エマさんの立ち振る舞いや仕事への取り組み方がとても魅力的だったからです。また、この出来事を通して、私たちは沢山の方に支えられて今回の遠征を行わせていただいているのだと改めて感じました。
 試合前日の5月3日に選手たちがトレーニング施設を使用できるようお願いした際、調整してくださったのがエマさんでした。エマさんは昨年まで南オレゴン大学の学生で、卒業後は大学の体育局のスタッフをされています。その日は急遽そのようなお願いをしてしまったのですが、エマさんのおかげで使用させていただくことができました。調整してくださっている時、本当であればしなくてもよかった仕事だったのにも関わらず、嫌な顔一つせず、むしろ冗談を言いながら私たちを笑顔にしてくださいました。
 また、次の日の試合後、私たちがお借りした更衣室の清掃に来てくださったのもエマさんでした。ゴミを捨てる場所や借りたものを直す場所をお聞きしていたのですが、「大丈夫よ!全部私に任せてあなたたちは休みなさい!」と言ってテキパキと、でもとても楽しそうに動かれていました。私たちマネージャーもできるだけお手伝いしようとエマさんと一緒にさせていただいたのですが、試合が終わるのが遅く22時頃だったのにも関わらず、エマさんはとてもパワフルで、何をされていてもなぜか楽しそうに見えました。
 その姿を見て、年齢が1つしか違わないのになぜこんなにも違うのだろうと思うとともに、物事に取り組む姿勢や自分の考え方次第で、得られるものや周りからの見え方は変わるということを学びました。しんどいことや面白くないことをする時にその通りの感情を表現することはとても簡単ですが、ただしんどく面白くないだけで何も変わらず成長もできません。しかしそのような時に、「こうやってすればもう少し楽しくできるかもしれない」「この経験が自分が成長するチャンスになるかもしれない」など、プラスになることを考えて取り組むことができれば、一見何も得られなさそうなことでもそうではなくなるかもしれません。実際にエマさんがそのように考え行動されていたのかどうかは分かりませんが、エマさんの立ち振る舞いや仕事に取り組まれる姿勢は本当に魅力的で、とても印象に残りました。そして、今回の遠征では、エマさんのように私たちを陰でサポートしてくださっている方が沢山いらっしゃることを改めて感じました。
 この場をお借りして、エマさんをはじめ、私たちを暖かく迎え入れ沢山のサポートをしてくださった南オレゴン大学の皆さんや、この遠征のためにご尽力いただいた方々にお礼を申し上げます。そしていつも支えていただいているOB/OG、大学関係者、保護者の方々に改めて感謝申し上げます。私たちが遠いアメリカの地で様々な経験をすることができたのは、皆様のサポートのおかげです。ここで得た経験を活かし、これでこそFIGHTERSだと思っていただけるチームにしていきます。
 本当にありがとうございました。引き続きよろしくお願いいたします。
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