主務ブログ2025

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秋本番を目の前にして

投稿日時:2022/08/30(火) 07:53

 ご無沙汰になってしまいました。2022主務の窪田です。3か月以上もの期間、更新が途絶えてしまい、大変申し訳ございません。なかなか筆ならぬタイプが進まないまま、春シーズンが終わり、夏の練習が始まって、そして秋本番を目の前にしております。
 8月から夏の練習が始まり、15~20日には広島で合宿を行いました。 合宿は、より多くの練習、ミーティングをする機会を作ることが実施の目的ですが、それとともに寝食を共にすることに意義があると私は思います。24時間常に共に生活することで仲間のの見えていなかった部分まで見えてきます。それは、良い点だけでなく悪い点もです。
 春シーズン中、主将の占部が口酸っぱく部員に伝えていた言葉に「毎回の練習で何か一つ変えよう」という言葉があります。春シーズンの相手、秋シーズン戦う相手関係なく、今年のこだわりである「勝負」に勝つためにどれだけ突き詰められるか。そこにフォーカスし、勝つために伝えられていた言葉です。 私たちはその言葉をより高いレベルで実現しようとこの合宿に臨みました。チームとしてここで何かを劇的に変えるということを目指しました。
 その合宿を経て、秋シーズン初戦を目の前にしています。 劇的に変われた者、少しずつ変化している者、現状はさまざまです。しかし終わりは決まっています。このチームでこのメンバーで日本一を目指すことが出来るのは、短ければ3か月ほどしかありません。その中で、スタメン、交代メンバー、スタッフ含め全員がどれだけ取り組めるか。そこが鍵となってくると思います。
 また、合宿中には自分たちに与えられた環境を見つめ直す機会がありました。広島での最終日、平和記念資料館を訪問しました。私も初めて見学したのですが、自分自身が思っていた想像をはるかに超えていました。当時の方々には私たちが当たり前としている生活はなく、自分の人生であるのにも関わらず、納得できないことが多い中でも、懸命に生きてこられました。また私たちの年齢よりもはるかに若い方々も含めて、多くの方が命を落としました。被爆し、命を落とした方々のそれぞれの遺品から、戦争の苦しみ、遺族の悲しみ、様々な思いを感じ取ることが出来ました。
 私たちはいま、衣食住に不自由なく、目標を持ち、自分のやりたいことが出来ています。現在も世界には納得できないことが多くありながらも、懸命に生きている人々がいます。その中でやりたいことに打ち込めている私たちは、今与えられてる環境への感謝をし、そのうえで目標を達成するべく1%でも勝つ確率を上げるために真摯に取り組んでいきたいと思います。
 秋シーズンがもうすぐそこに来ています。今年はウエスタンジャパンボウルがなくなり、リーグ戦での一発勝負となります。総当たりでのリーグ戦は、今の4年生しか知りません。一発勝負の怖さも、今の3、4年生しか知りません。どれだけそのプレッシャー、恐怖を4年生が伝えられるか。さきほど「全員がどれだけ取り組めるか」と書きましたが、まずは4年生が身をもって示していきます。
 9月4日から約3ヶ月に渡り、リーグ戦を戦っていきます。皆さま、ぜひ青い服を来てスタジアムにお越し頂けたらと思います。応援のほどよろしくお願い致します。

十人十色

投稿日時:2022/05/02(月) 21:09

 第1回主務ブログを読んで頂いたから、次回のブログを楽しみにしているというご報告を受け、大変嬉しく感じております。
 授業開始や新入部員の勧誘で慌ただしく4月が過ぎ、5月が始まりました。今年も多くの新入生が入部し、練習に早く参加すべく、トレーニングに励んでおります。
 5月に入り初戦を前にして、私は遠征に持っていく物品・テーピングの整理をしていました。テーピングの種類は多く、それぞれに強み弱みがあります。それぞれの強みを活かして、怪我の予防や関節の補強をしています。このような日常から私が感じたことを書かせていただきます。
 私の好きな言葉の中に「十人十色」があります。この言葉の意味は、「考え・好み・性質などが、人によってそれぞれに異なること。」とされています(新明解四字熟語辞典より)。
 この言葉が好きな理由は、全員が違う性格、価値観を持っているからこそ、新しい発見があると感じるからです。互いの個性を認め合う上で主張すべきことは主張し、相手を尊重するところは尊重し、相手の良いところは吸収していく。考え方が違うからこそバランスが上手く保たれていると思います。
 アメリカンフットボールは全員がそれぞれ自分の強みを活かすことで、チームのレベルが上がり、勝利に繋がると考えています。足が速い、身体が大きい、頭が良い、それぞれの強みを活かし、活躍出来るのがアメリカンフットボールの良さだと思います。
 私は主務として部員全員に誰にも負けないこだわりを持ってほしいと伝えています。その誰にも負けないこだわりこそが強み、個性となり、自信に繋がると思います。その部分を伸ばし、チーム全員がこだわり抜くことが、本年度のスローガンである「Drive」であると考えています。
 もちろんその強み1つで勝てるほど甘くありません。そのために、チームの核として「ファンダメンタル」があります。全ての物事の基礎を大事にしつつ、自分の誰にも負けないこだわりを貫くことで、個人だけでなく、パートとして、チームとして、強くなるのではないかと思います。まだまだ、至らぬ点ばかりですが、勝つべくして勝つ・応援されるチームを作るため、テーピングを何種類も使い合わせ巻くように、個々の力を合わせ、チーム全員が精進して参りたいと思います。
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