主務ブログ2024

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再スタート

投稿日時:2023/08/05(土) 15:26

 はじめに、前回の更新からかなりの時間が経ってしまったこと、誠に申し訳ありません。
 5月28日は関西大学に敗北したと同時に私達のチームとしての弱さが露呈した日でした。1月から幹部を筆頭にチームビルディングや勝つために行っていたことが「敗北」という結果によって全て崩れたと私は思いました。この試合を経て、4年生は勝つためにはどうするべきなのか、日本一になるためになど、様々な議題を学年ミーティングで話し合ってきました。また、関大戦以降の試合のために日々の練習の中で何かを変えようとしながら「Dominate」を達成するために取り組んできました。しかし、残りの試合も私達の満足のいく試合を行うことは一試合も出来ませんでした。
 やり切れない思いの中、春シーズンを終えました。私自身、何かを変えなくてはいけないと思いながらも変えなければいけないことが分からないという期間を過ごしていました。これは私達が今までのミーティングなどで全てにおいて抽象的にしか物事を考えていなかったからでした。
 このような中でコーチの方から助言をいただき、全ての事柄について深堀をしていくというミーティングを行うようになっていきました。今まではあまり時間をかけず済ませていた内容についても、何が悪かったのか、その悪かった原因は何なのか、その原因は何なのかという何度も深堀をすることを心掛けて、一つひとつの問題に取り組むようになりました。どれだけ時間を費やしても時間が足りないと感じたことは初めてでした。また、フィールドレベルにおいての問題を話し合うだけでなく、FIGHTERSの一員としてどうあるべきか、私達を支えてくれている方々はどれだけいるのか等、FIGHTERSの核となる部分についての話し合いも行ってきました。
 このようにミーティングやトレーニングなどをしていると7月のオフシーズンはすぐに過ぎていきました。そして7月30日から全体練習が開始され、チームが再始動しました。4年生の意識が少しでも変わったのかフィールド内での行動や声掛けの質が少しずつ向上しているように感じています。しかしまだまだ「Dominate」出来るほどの取り組みではありません。
 これから先、4年生が中心となって行うのは当然ですが、どれだけ下級生を巻き込めるかということが重要になってくると思います。私達4年生だけでは勝つことは出来ません。4年生がやるのは当たり前です。しかし、下級生にも4年生と同じくらいの熱量で取り組んでもらわなければ勝つことは出来ないと思います。これから先、私達4年生が下級生にどれだけ熱量や想いを練習や日常生活を通じて伝えることが出来るのかが重要になってきます。
 私達はただ勝利することを目的として活動していません。今年度の「Dominate」というスローガンは試合に勝利するというだけでなく、全てにおいてFIGHTERSには勝てないとライバルたちに思わせるようなシーズンを過ごすという意味を込めています。春シーズンにこのスローガンを達成することが出来なかった私たちが、残りの4か月弱スローガンを体現し続けなければいけません。とても難しいことだとは思いますが、私達4年生が筆頭となって必死に取り組んでいきます。

勝つためには

投稿日時:2023/05/24(水) 09:58

 FIGHTERSではオフシーズンのトレーニングは学生トレーナーが主体となって行います。監督・コーチ陣の要望を聞いた上でストレングスコーチの油谷トレーナー、濱田トレーナーとミーティングを行い、トレーニングメニューを決めて実施します。今年度は他大学を圧倒する身体を作るということがトレーニング期間のテーマでした。基準でいうと各パートにおいてXリーグでプレイしている社会人選手の平均ほどの体格にするということを目標に置きました。また、オフシーズンは他パートの選手と関わることが出来ます。普段は同じパートの選手と関わることがほとんどですが、トレーニングを行う際はパートの垣根を越えて声を掛け合います。そうしてチームの結束力を固めてきました。
 今年度のオフシーズンの締めくくりは千刈合宿でした。新型コロナウイルスの制限がなくなり約3年振りの開催となりました。YouTubeで視聴していただいた方もいらっしゃると思いますが、関西学院が保有する千刈キャンプ場でトレーニング合宿を行いました。3年という期間が空いたことで千刈合宿を初めて開催した時以来の4学年全員が千刈合宿を知らない状態で迎えることとなりました。千刈合宿は心身共に限界に挑戦出来る環境に身を置くことで、部員1人1人が「殻を破る」ことを目的としています。今回の合宿でも普段とは全く違う姿の部員も数多くいました。私達にとっては初めての千刈合宿ではありましたが、1つの基準を作れたのではないかと思います。来年度以降は今年度よりも高い基準で合宿を行ってくれると思います。
 千刈合宿が終了したことで長いようで短いトレーニング期間が終わり、4月から春シーズンが開幕しました。これまで日本大学戦、エレコム神戸戦、中央大学戦と3試合を終えましたが、私たちの考えている最高の勝利というのはまだありません。それどころか、エレコム神戸に対しては敗戦を喫しております。
 今年度は試合内容で圧倒するということを掲げています。一人ひとりが勝つために何をしなければいけないかということ考え続けなければいけません。しかし、現在のチームはそのような思いを持って一日に出来る最大限の努力をしている者があまりにも少ないと感じます。5連覇をしているという中で本来チームを引っ張るべき存在である4年生の中にもどこかで「今年も勝てるのではないか」という気持ちを持っていると者がいるはずです。それが練習での雰囲気に繋がっていると思います。
 楽しくフットボールをやるということももしかしたら大事かもしれません。ですが、私達の目指している目標はそのような気持ちだけでは達成することが出来ません。日々、様々なことに悩み苦しみながら考え動き続けるしかありません。そうしなければ、4年生は11月の終わりに「引退」を突き付けられると思います。どれだけ練習をしたら日本一になれるという指標はありません。先が見えないことに対して努力出来る人はあまりいません。来年以降も続く下級生たちはなおさらモチベーションを保ちにくいと思います。そこで私達4年生が様々なことに対して全力で取り組むことが出来るかということがチームの未来を左右すると思います。
 春シーズンも中盤に差し掛かってきて部員1人1人が今の自分に足りないものを自覚してきていると思います。それらを克服できた時に私達のやりたいフットボールが行えると思います。
 次戦は関西大学戦です。私達4年生は無観客試合や歓声不可の試合を経験していた為、多くのファンの皆様が現地に来ていただき、声を上げて応援をしてくださることで本当にたくさんの元気を頂いております。ありがとうございます。関西大学戦は春のビッグゲームです。より多くのファンの皆様にフィールドにお越しいただいてFIGHTERSが勝つ姿を見ていただきたいと思っております。次戦も応援の程よろしくお願いいたします。
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