主務ブログ2024
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Fight Hard
投稿日時:2017/01/01(日) 23:28
慌ただしい、落ち着かない年明けが久しぶりにやってきました。世間が年末年始ムードなのをよそめに、目の前の練習に取り組み、少し落ち着いてテレビを見ても、目前に控えている強敵の姿が嫌でも頭をよぎって、内容が頭に入ってこない。3日の試合が終わるまでは年が明けた気がしないような、そんな正月を2年ぶりに過ごせていることに幸せを感じています。
1月3日のライスボウル、我々2016年FIGHTERSの最終戦となります。思い起こせば、今シーズンのはじめに、「もうどこにも負けたくない」「相手は関係ない、全部勝とう」そんな想いをもって、今シーズン「社会人に勝つ」ということを目標に掲げてきました。これまでのシーズンをご覧になってわかるように、社会人を倒すと言えるほどの力は無く、ただただ目の前の1試合、そして昨年敗れた立命館大学を倒すためにもがいてきました。初戦から毎試合、何とか成長しようと必死で、息つく間もない怒涛のシーズンで、気が付けばここまで来ていた、というような感覚です。
これまでの歴史で、関学が社会人に勝ったことがあるのは1度だけ。多くの先輩方が死に物狂いで準備をして社会人に挑み、敗れてきた姿を私たちはこの目で見てきました。これはあくまでも私がやってきた4年間を思い出して感じていることですが、過去の3年間は連覇の中であったことも影響してか、どこか「勝たなくてはならない」。そんな雰囲気が重くのしかかっていたように思います。もちろん私たちは勝つことしか考えていません。ただ、今このチームにある想いは「勝たなくてはならない」というよりも「なんとかして勝とう」という想いが大きいように感じています。うまく表現はできませんが、自分たちが弱いこと、下手なことは十分わかっているので、社会人相手に臆することなく、自分たちの「Fight Hard」を思いっきりぶつけてやろう。そんな雰囲気を感じています。
ただ、試合であの外国人選手が目の前に来た時に、ここぞという勝負所で自分に出番が回ってきた時、けが人が出て突然試合に出ることになった時に、強気にプレーできるかどうかは試合にならないとわかりません。どんなに劣勢だろうと、優勢だとしても、目の前の1プレーに魂を込めて。4年生は泣いても笑っても最終戦。自分のフットボール人生をかけて、自分達を信じてやるしかありません。今はまだ不安に向き合って、悩んで、「Fight on, KWANSEI」を歌うまではいろんなイメージを自分自身の中で繰り返す。その時間こそが試合中に自分の背中を押してくれる。なんだか毎試合同じようなことを言っているような気もしますが、それこそが「Fight Hard」なんだと思います。
1月3日、今年一番のFight Hardを試合終了の笛が鳴るまでやり続け、最高のゲームをお見せできるように準備してまいります。最後まで皆様の熱いご声援をよろしくお願いいたします。
1月3日のライスボウル、我々2016年FIGHTERSの最終戦となります。思い起こせば、今シーズンのはじめに、「もうどこにも負けたくない」「相手は関係ない、全部勝とう」そんな想いをもって、今シーズン「社会人に勝つ」ということを目標に掲げてきました。これまでのシーズンをご覧になってわかるように、社会人を倒すと言えるほどの力は無く、ただただ目の前の1試合、そして昨年敗れた立命館大学を倒すためにもがいてきました。初戦から毎試合、何とか成長しようと必死で、息つく間もない怒涛のシーズンで、気が付けばここまで来ていた、というような感覚です。
これまでの歴史で、関学が社会人に勝ったことがあるのは1度だけ。多くの先輩方が死に物狂いで準備をして社会人に挑み、敗れてきた姿を私たちはこの目で見てきました。これはあくまでも私がやってきた4年間を思い出して感じていることですが、過去の3年間は連覇の中であったことも影響してか、どこか「勝たなくてはならない」。そんな雰囲気が重くのしかかっていたように思います。もちろん私たちは勝つことしか考えていません。ただ、今このチームにある想いは「勝たなくてはならない」というよりも「なんとかして勝とう」という想いが大きいように感じています。うまく表現はできませんが、自分たちが弱いこと、下手なことは十分わかっているので、社会人相手に臆することなく、自分たちの「Fight Hard」を思いっきりぶつけてやろう。そんな雰囲気を感じています。
ただ、試合であの外国人選手が目の前に来た時に、ここぞという勝負所で自分に出番が回ってきた時、けが人が出て突然試合に出ることになった時に、強気にプレーできるかどうかは試合にならないとわかりません。どんなに劣勢だろうと、優勢だとしても、目の前の1プレーに魂を込めて。4年生は泣いても笑っても最終戦。自分のフットボール人生をかけて、自分達を信じてやるしかありません。今はまだ不安に向き合って、悩んで、「Fight on, KWANSEI」を歌うまではいろんなイメージを自分自身の中で繰り返す。その時間こそが試合中に自分の背中を押してくれる。なんだか毎試合同じようなことを言っているような気もしますが、それこそが「Fight Hard」なんだと思います。
1月3日、今年一番のFight Hardを試合終了の笛が鳴るまでやり続け、最高のゲームをお見せできるように準備してまいります。最後まで皆様の熱いご声援をよろしくお願いいたします。
約束の聖地
投稿日時:2016/12/20(火) 19:22
今年の春、新チームが始動して間もない頃、トレーニング合宿が行われました。1日のトレーニングを終えて、全体でミーティングをした後、みんなが部屋に戻った後で幹部と次のような話をしたのを覚えています。
「甲子園で入場したいなぁ。」
「しんどい時、甲子園でプレーするの思い出したら頑張れるわ。」
「もう1回あそこでやりたいなぁ。」
「絶対甲子園行こう。全員で入場しよう。」
一昨日の甲子園ボウル入場の際にそんな春シーズンからあった出来事が全て走馬灯のように頭に浮かんできて涙がこみ上げてきました。
早稲田大学は初めて対戦する相手であり、未知なことが多く、前日までは得体のしれない不安にかられていましたが、無事に勝利することができ、ようやくライスボウルへの出場権を手に入れました。試合後の真っ青なスタンドに向かって歌った空の翼、その後の記念撮影、全てが2年前、先輩方に連れてきてもらった甲子園よりも最高で、幸せな時間でした。
「自分でやるからおもしろい。」
これに尽きると思います。
立命館大学戦や甲子園ボウル、ライスボウル、こういった大一番のゲームで自分達の力を発揮するのは難しい、と毎試合つくづく感じています。不安に感じて練習をして、いろんなことを想定して準備をして、試合に挑んではいますが、点差やシチュエーションを考えずに何があっても目の前の1プレーに集中し続けるのは並大抵の覚悟ではできない。そこには「自分は何をしたい」「自分はこうやってやる」「自分はこうなりたい」そういった強い想いがあって初めてなせることです。
今シーズンのはじめ、社会人と自分たちは何が違うのか、を考えたときに出てきたのは「フットボールへの向き合い方」でした。彼らは仕事、家庭を持って忙しい中で時間を作りフットボールに全力を注ぎ、日本一を目指してやっている。理由は様々でしょうが、きっと全員がフットボールをやる理由、そしてそのチームで自分が何をしたいのか、確かなものを持っている、だからこそ本番のゲームに強いのだと思います。
ライスボウルの相手、富士通FRONTIERSは2年前敗れた相手です。個人的には社会人に勝つにはキッキングゲームで上回る必要がある、そんな事を考えさせられた試合であり、富士通がライスボウル出場を決めた時から心の中で沸々と彼らへのリベンジに闘志がわいてきました。
この2016年FIGHTERSは泣いても笑っても1月3日が最後の試合となります。この1年間、「このチームで何をしたいのか、どうなりたいのか」という訴えに応じて、キッキングに捧げてくれた選手もたくさんいました。今年度のチームの集大成として、残りの日数を1年生から4年生まで「自分は何がしたいのか」心に問い続けて、チーム全員が悔いの残らないゲームにできるように過ごしてまいります。
大変遅くなりましたが、日ごろからご支援いただいているOB・OG、後援会の皆様、昨日の甲子園球場に足を運んでくださった皆様、テレビの前で応援してくださった皆様、この様な大舞台で試合をさせていただく度に、素晴らしい環境でフットボールができていることを身に染みて感じています。本当に感謝しています。ありがとうございます。
「甲子園で入場したいなぁ。」
「しんどい時、甲子園でプレーするの思い出したら頑張れるわ。」
「もう1回あそこでやりたいなぁ。」
「絶対甲子園行こう。全員で入場しよう。」
一昨日の甲子園ボウル入場の際にそんな春シーズンからあった出来事が全て走馬灯のように頭に浮かんできて涙がこみ上げてきました。
早稲田大学は初めて対戦する相手であり、未知なことが多く、前日までは得体のしれない不安にかられていましたが、無事に勝利することができ、ようやくライスボウルへの出場権を手に入れました。試合後の真っ青なスタンドに向かって歌った空の翼、その後の記念撮影、全てが2年前、先輩方に連れてきてもらった甲子園よりも最高で、幸せな時間でした。
「自分でやるからおもしろい。」
これに尽きると思います。
立命館大学戦や甲子園ボウル、ライスボウル、こういった大一番のゲームで自分達の力を発揮するのは難しい、と毎試合つくづく感じています。不安に感じて練習をして、いろんなことを想定して準備をして、試合に挑んではいますが、点差やシチュエーションを考えずに何があっても目の前の1プレーに集中し続けるのは並大抵の覚悟ではできない。そこには「自分は何をしたい」「自分はこうやってやる」「自分はこうなりたい」そういった強い想いがあって初めてなせることです。
今シーズンのはじめ、社会人と自分たちは何が違うのか、を考えたときに出てきたのは「フットボールへの向き合い方」でした。彼らは仕事、家庭を持って忙しい中で時間を作りフットボールに全力を注ぎ、日本一を目指してやっている。理由は様々でしょうが、きっと全員がフットボールをやる理由、そしてそのチームで自分が何をしたいのか、確かなものを持っている、だからこそ本番のゲームに強いのだと思います。
ライスボウルの相手、富士通FRONTIERSは2年前敗れた相手です。個人的には社会人に勝つにはキッキングゲームで上回る必要がある、そんな事を考えさせられた試合であり、富士通がライスボウル出場を決めた時から心の中で沸々と彼らへのリベンジに闘志がわいてきました。
この2016年FIGHTERSは泣いても笑っても1月3日が最後の試合となります。この1年間、「このチームで何をしたいのか、どうなりたいのか」という訴えに応じて、キッキングに捧げてくれた選手もたくさんいました。今年度のチームの集大成として、残りの日数を1年生から4年生まで「自分は何がしたいのか」心に問い続けて、チーム全員が悔いの残らないゲームにできるように過ごしてまいります。
大変遅くなりましたが、日ごろからご支援いただいているOB・OG、後援会の皆様、昨日の甲子園球場に足を運んでくださった皆様、テレビの前で応援してくださった皆様、この様な大舞台で試合をさせていただく度に、素晴らしい環境でフットボールができていることを身に染みて感じています。本当に感謝しています。ありがとうございます。
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