石井晃のKGファイターズコラム「スタンドから」 2012/11
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(33)透明な空気
投稿日時:2012/11/28(水) 09:32
「攻守蹴、それぞれの歯車がかみ合い、互いにリスペクトしあって戦うことができたところに、本当に強い立命に勝てた理由があったと思っている」と前回のコラムに書いた。
今回は、そういうチームがどのようにして育まれてきたのかということについて、二つの場面を紹介しながら書いてみたい。
それは、立命戦の前日の練習が終わった時のことだった。
天下分け目の決戦を控えていたが、試合前日とあって、練習は普段の試合前と同様、プレーの確認だけをこなし、あっという間に終わった。
その後、全員がハドルを組み、主将の梶原君、副将の川端君と金本君、そして主務の鈴木君が決戦に臨む決意と注意事項を述べ、士気を鼓舞する。大村コーチをはじめ、居合わせたコーチも順次、短いけれども中身の充実した話をして、檄を飛ばす。
それが終わった後だった。4年生が全員、下級生に向き合う形で一列に整列した。そこであらためて主将と副将の3人が下級生に「感謝の言葉」を述べたのだ。それぞれ言葉は異なるが「この1年、厳しいことも言ってきたけど、よく支えてくれた。本当にありがとう」というような内容だった。中には感情が激して、言葉が続かない幹部がいた。涙で顔をくしゃくしゃにしながら話す幹部もいた。
聞いている下級生も、その言葉の重みを全身で受け止めていた。その場に流れる透明な空気。話す方も、聞く方も、同じグラウンドで励まし合い、鍛えあってきた歳月のことが頭の中を駆け巡っていたのだろう。苦しい練習に思わず罵声を飛ばしたことがあったかもしれない。思い通りにプレーできない歯がゆさに涙を流したこともあるだろう。下級生にとっては、そんな場面を4年生と共有できたことの喜びもあったに違いない。
明日、負ければ、そんな4年生とは、もう永久に一緒に試合に臨むことはできない、という現実も心にのしかかってきたはずだ。もし、自分が失敗したら、もし、1対1の戦いに敗れたらと思って、気が滅入りそうになった選手もいるだろう。4年生は全員、なにが何でも下級生を甲子園に、東京ドームに連れて行く、と士気を鼓舞したはずだし、下級生はこのメンバーでずっと試合をしたいと誓ったはずだ。
その濃密な時間が終わった後、今度は全員がそろってグラウンドの清掃にかかった。今度は4年生も1年生もない。一緒になって人工芝の上のゴミを拾い、側溝の中や階段、屋根下と呼んでいるテーピングや簡単なトレーニングのできる空間まで、きれいに片付ける。折からの紅葉シーズン。落ち葉があちこちに散っているが、それも1枚ずつ拾い上げ、ゴミ袋に収納する。
これは、試合前には必ず全員で取り組んでいるメニューだが、この日は全員が「最後の試合」を意識したのか、とりわけ入念な作業が続いた。
以上、二つの場面は、監督やコーチが強制したことではない。決戦を前に、選手が自発的に作り上げた情景である。自らの思いを確認するために、あるいは自分たちの「聖地」を清め、後顧の憂いをなくすために、代々の選手が受け継ぎ、少しずつ手を加えて内容を豊かにしてきた「感謝の表現」である。
そこには、極めて高い精神性がある。体育会という言葉から連想される汗臭い、肉体的な空気ではなく、歴代の先輩たちが連綿と引き継いできた高い倫理性の現出といってもよい。
4年生が自発的、自然発生的に、下級生に感謝の言葉を述べ、本心からありがとうといえるチーム。グラウンドに別れを告げることのつらさを清掃という行為で表現できる部員たち。そういう境地を選手もスタッフも、監督もコーチも共有できているからこそ、本当に強いライバルを相手に、一歩も譲らず、全身全霊を込めて戦うことができたのではないか。試合終了のカウントダウンまで、全員が集中力を切らせることなく戦えたのではないか。
そういう場面を見ながら、僕は昨年秋「アエラ」の関学ムック版に書いた一文を思い出していた。煩雑になるが、引用する。
「上ケ原のグラウンドには、人を人として成長させる磁気が流れている。それは常に勝つことへの意識を高め、その圧力に打ち克とうと努力を続ける学生と、それを支える監督やコーチが醸し出すものである。草創期のメンバーが無意識のうちに埋め込んだものであり、歴代のOBがライバルとの戦いの中で熟成してきたものでもある。自発性を重視し、献身に価値を置くチームとしてのたたずまいがもたらしたものといってもよいだろう」
「人はそれを称して伝統と呼ぶ。それがチームソングにある『勝利者の名を誇りに思い、その名に恥じないチームとしての品性を持て』という意味につながるのである」
この文章を絵に描いたような場面を目の当たりにして、僕は痛切に願った。どうしてもこのチームを終わらせたくない、明日からもずっと一緒に戦わせてやりたい、と。
願いは、4年生と下級生が一丸となってかなえてくれた。本当にうれしかった。
今回は、そういうチームがどのようにして育まれてきたのかということについて、二つの場面を紹介しながら書いてみたい。
それは、立命戦の前日の練習が終わった時のことだった。
天下分け目の決戦を控えていたが、試合前日とあって、練習は普段の試合前と同様、プレーの確認だけをこなし、あっという間に終わった。
その後、全員がハドルを組み、主将の梶原君、副将の川端君と金本君、そして主務の鈴木君が決戦に臨む決意と注意事項を述べ、士気を鼓舞する。大村コーチをはじめ、居合わせたコーチも順次、短いけれども中身の充実した話をして、檄を飛ばす。
それが終わった後だった。4年生が全員、下級生に向き合う形で一列に整列した。そこであらためて主将と副将の3人が下級生に「感謝の言葉」を述べたのだ。それぞれ言葉は異なるが「この1年、厳しいことも言ってきたけど、よく支えてくれた。本当にありがとう」というような内容だった。中には感情が激して、言葉が続かない幹部がいた。涙で顔をくしゃくしゃにしながら話す幹部もいた。
聞いている下級生も、その言葉の重みを全身で受け止めていた。その場に流れる透明な空気。話す方も、聞く方も、同じグラウンドで励まし合い、鍛えあってきた歳月のことが頭の中を駆け巡っていたのだろう。苦しい練習に思わず罵声を飛ばしたことがあったかもしれない。思い通りにプレーできない歯がゆさに涙を流したこともあるだろう。下級生にとっては、そんな場面を4年生と共有できたことの喜びもあったに違いない。
明日、負ければ、そんな4年生とは、もう永久に一緒に試合に臨むことはできない、という現実も心にのしかかってきたはずだ。もし、自分が失敗したら、もし、1対1の戦いに敗れたらと思って、気が滅入りそうになった選手もいるだろう。4年生は全員、なにが何でも下級生を甲子園に、東京ドームに連れて行く、と士気を鼓舞したはずだし、下級生はこのメンバーでずっと試合をしたいと誓ったはずだ。
その濃密な時間が終わった後、今度は全員がそろってグラウンドの清掃にかかった。今度は4年生も1年生もない。一緒になって人工芝の上のゴミを拾い、側溝の中や階段、屋根下と呼んでいるテーピングや簡単なトレーニングのできる空間まで、きれいに片付ける。折からの紅葉シーズン。落ち葉があちこちに散っているが、それも1枚ずつ拾い上げ、ゴミ袋に収納する。
これは、試合前には必ず全員で取り組んでいるメニューだが、この日は全員が「最後の試合」を意識したのか、とりわけ入念な作業が続いた。
以上、二つの場面は、監督やコーチが強制したことではない。決戦を前に、選手が自発的に作り上げた情景である。自らの思いを確認するために、あるいは自分たちの「聖地」を清め、後顧の憂いをなくすために、代々の選手が受け継ぎ、少しずつ手を加えて内容を豊かにしてきた「感謝の表現」である。
そこには、極めて高い精神性がある。体育会という言葉から連想される汗臭い、肉体的な空気ではなく、歴代の先輩たちが連綿と引き継いできた高い倫理性の現出といってもよい。
4年生が自発的、自然発生的に、下級生に感謝の言葉を述べ、本心からありがとうといえるチーム。グラウンドに別れを告げることのつらさを清掃という行為で表現できる部員たち。そういう境地を選手もスタッフも、監督もコーチも共有できているからこそ、本当に強いライバルを相手に、一歩も譲らず、全身全霊を込めて戦うことができたのではないか。試合終了のカウントダウンまで、全員が集中力を切らせることなく戦えたのではないか。
そういう場面を見ながら、僕は昨年秋「アエラ」の関学ムック版に書いた一文を思い出していた。煩雑になるが、引用する。
「上ケ原のグラウンドには、人を人として成長させる磁気が流れている。それは常に勝つことへの意識を高め、その圧力に打ち克とうと努力を続ける学生と、それを支える監督やコーチが醸し出すものである。草創期のメンバーが無意識のうちに埋め込んだものであり、歴代のOBがライバルとの戦いの中で熟成してきたものでもある。自発性を重視し、献身に価値を置くチームとしてのたたずまいがもたらしたものといってもよいだろう」
「人はそれを称して伝統と呼ぶ。それがチームソングにある『勝利者の名を誇りに思い、その名に恥じないチームとしての品性を持て』という意味につながるのである」
この文章を絵に描いたような場面を目の当たりにして、僕は痛切に願った。どうしてもこのチームを終わらせたくない、明日からもずっと一緒に戦わせてやりたい、と。
願いは、4年生と下級生が一丸となってかなえてくれた。本当にうれしかった。
(32)集中する心
投稿日時:2012/11/26(月) 10:23
強い立命に勝った。とてつもなく強力なメンバーを揃えたパンサーズに、ファイターズは堂々と勝った。この1年、ずっとチームに寄り添って、その成長の軌跡を追ってきたが、今日ほどファイターズの諸君が頼もしく、また誇らしく思えたことはない。本当に素晴らしい試合を見せてくれた。ありがとう。
この前の関大戦、その前の京大戦と同様、立ち上がりは苦しい場面の連続だった。ファイターズのレシーブで試合が始まったが、第1プレーでQB畑からWR小山にパスを通してダウンを更新しただけで、あとは全く攻撃が進まない。4回続けてダウンを更新できず、苦しいパントを蹴る展開が続いた。
その間、相手はランとパスを織り交ぜた切れのよい攻撃を続けてきた。完璧なディフェンスと相まって、完全にファイターズを飲んでいたのだろう。最初の攻撃シリーズでは、第1ダウンを一度更新した後、52ヤードの位置からフィールドゴールを蹴るという大胆な攻撃を仕掛けてきた。ここは梶原がキッカーの正面に割り込んで圧力をかけ失敗に追い込んだが、前途の厳しさを見せつけるような場面だった。
突破口を開いたのは守備陣だった。それまでも、DB大森や鳥内弟のパスカット、LB池田のブロッカーごと倒す強烈なタックル、DL池永のパスカットと、3年生が次々とビッグプレーで窮地を救ってきたが、その仕上げがパントチャージチーム。第2Qも半ば、相手陣33ヤードからのパントをDB藤田がブロック、それを鳥内弟が拾ってリターン。あっという間にゴール前7ヤードまで攻め込んだ。
守備陣にここまでお膳立てをしてもらえば、オフェンスも元気が出る。相手の強力な壁をこじ開けるようにRB望月とQB畑がランで陣地を進め、第4ダウン1ヤードを望月が押し込んで待望のタッチダウン(TD)。K堀本のキックも決まって7点を先制した。
守備陣のがんばりは続く。次の立命の攻撃シリーズでは、相手がファンブルしたボールをLB小野がカバー。相手陣35ヤードという絶好の位置で攻撃陣にボールを託す。ここは畑の決め打ちののランで陣地を進め、仕上げは堀本のFG。第2Qの後半にあっという間に10点を獲得して前半を折り返す。
後半になっても守備陣の奮闘は続く。立ち上がりの立命の攻撃をLB陣の素早い動きで封じ、たまらず相手がファンブルしたボールを、今度は池永が確保して攻撃権を奪回。ゴール前26ヤードの好位置で攻撃陣にバトンを渡す。
当然のように攻撃陣も奮起。望月のラン、WR木戸へのパス、そして畑のキーププレーでゴール前5ヤードに迫り、最後は畑から望月へのショベルパスが決まってTD。勢いに乗ったオフェンスはさらに畑から小山へのTDパスを決めて24-0。立ち上がり、相手に押されまくっていた攻撃からは想像もつかないほどのリードを奪って第4Qに。
その第4Qでは、次々に下級生や控えのメンバーを登場させたが、彼らも踏ん張って相手を零封。主将梶原が相手QBからボールをもぎ取るようにして攻撃権をつかみ、その好機を堀本のFGに結び付けて結局は27-0で試合終了。強力な立命のオフェンスにも、デフェンスにも十分にその力を発揮させないまま勝利をもぎ取った。
スタンドから見ていても、前評判通り立命は強かった。グラウンドで戦った選手や監督、コーチの印象はそれ以上だったろう。実際、獲得ヤード数は関学212ヤード、立命259ヤードで立命が上回っている。これで27-0の試合になったことが、いまも信じられない。
このような結果は、なぜ生じたのか。ファイターズのどこが相手を上回っていたのだろうか。僕は、ファイターズの方が集中する心と、仲間を信じる気持ちが相手より強かったと思っている。
攻守とも、一瞬、一瞬に集中し、すべてのプレーに全員が心を一つにして取り組んでいた。攻撃陣は守備陣を信頼し、守備陣は攻撃陣を信頼して、互いに自らの役割を完璧に全うした。上級生はチームの仲間であり強力な援軍として下級生を慈しみ、下級生はすべてにおいて自分たちを教え導いてくれる上級生を慕う。この信頼関係。キッキングチームもまた、十分に計算し尽くされたカバーとキックで、優秀なリターナーを擁する相手を完全にカバー。相手のリターナーにほとんど仕事をさせなかった。さらには、先日の関大戦で見事なFGブロックを披露したチャージチームは、この日もパントブロックを成功させ、試合の流れを変えた。
この集大成がこの日の試合だった。攻守蹴、それぞれの歯車がかみ合い、互いにリスペクトしあって戦うことができたところに、本当に強い立命に勝てた理由があったと僕は思っている。
では、そういうチームはどのようにして育成されたのか。その話は次回に書かせていただく。今夜は、厳しい戦いに勝ち抜いた選手とチームの関係者をねぎらうだけにしておきたい。優勝、本当におめでとう。
この前の関大戦、その前の京大戦と同様、立ち上がりは苦しい場面の連続だった。ファイターズのレシーブで試合が始まったが、第1プレーでQB畑からWR小山にパスを通してダウンを更新しただけで、あとは全く攻撃が進まない。4回続けてダウンを更新できず、苦しいパントを蹴る展開が続いた。
その間、相手はランとパスを織り交ぜた切れのよい攻撃を続けてきた。完璧なディフェンスと相まって、完全にファイターズを飲んでいたのだろう。最初の攻撃シリーズでは、第1ダウンを一度更新した後、52ヤードの位置からフィールドゴールを蹴るという大胆な攻撃を仕掛けてきた。ここは梶原がキッカーの正面に割り込んで圧力をかけ失敗に追い込んだが、前途の厳しさを見せつけるような場面だった。
突破口を開いたのは守備陣だった。それまでも、DB大森や鳥内弟のパスカット、LB池田のブロッカーごと倒す強烈なタックル、DL池永のパスカットと、3年生が次々とビッグプレーで窮地を救ってきたが、その仕上げがパントチャージチーム。第2Qも半ば、相手陣33ヤードからのパントをDB藤田がブロック、それを鳥内弟が拾ってリターン。あっという間にゴール前7ヤードまで攻め込んだ。
守備陣にここまでお膳立てをしてもらえば、オフェンスも元気が出る。相手の強力な壁をこじ開けるようにRB望月とQB畑がランで陣地を進め、第4ダウン1ヤードを望月が押し込んで待望のタッチダウン(TD)。K堀本のキックも決まって7点を先制した。
守備陣のがんばりは続く。次の立命の攻撃シリーズでは、相手がファンブルしたボールをLB小野がカバー。相手陣35ヤードという絶好の位置で攻撃陣にボールを託す。ここは畑の決め打ちののランで陣地を進め、仕上げは堀本のFG。第2Qの後半にあっという間に10点を獲得して前半を折り返す。
後半になっても守備陣の奮闘は続く。立ち上がりの立命の攻撃をLB陣の素早い動きで封じ、たまらず相手がファンブルしたボールを、今度は池永が確保して攻撃権を奪回。ゴール前26ヤードの好位置で攻撃陣にバトンを渡す。
当然のように攻撃陣も奮起。望月のラン、WR木戸へのパス、そして畑のキーププレーでゴール前5ヤードに迫り、最後は畑から望月へのショベルパスが決まってTD。勢いに乗ったオフェンスはさらに畑から小山へのTDパスを決めて24-0。立ち上がり、相手に押されまくっていた攻撃からは想像もつかないほどのリードを奪って第4Qに。
その第4Qでは、次々に下級生や控えのメンバーを登場させたが、彼らも踏ん張って相手を零封。主将梶原が相手QBからボールをもぎ取るようにして攻撃権をつかみ、その好機を堀本のFGに結び付けて結局は27-0で試合終了。強力な立命のオフェンスにも、デフェンスにも十分にその力を発揮させないまま勝利をもぎ取った。
スタンドから見ていても、前評判通り立命は強かった。グラウンドで戦った選手や監督、コーチの印象はそれ以上だったろう。実際、獲得ヤード数は関学212ヤード、立命259ヤードで立命が上回っている。これで27-0の試合になったことが、いまも信じられない。
このような結果は、なぜ生じたのか。ファイターズのどこが相手を上回っていたのだろうか。僕は、ファイターズの方が集中する心と、仲間を信じる気持ちが相手より強かったと思っている。
攻守とも、一瞬、一瞬に集中し、すべてのプレーに全員が心を一つにして取り組んでいた。攻撃陣は守備陣を信頼し、守備陣は攻撃陣を信頼して、互いに自らの役割を完璧に全うした。上級生はチームの仲間であり強力な援軍として下級生を慈しみ、下級生はすべてにおいて自分たちを教え導いてくれる上級生を慕う。この信頼関係。キッキングチームもまた、十分に計算し尽くされたカバーとキックで、優秀なリターナーを擁する相手を完全にカバー。相手のリターナーにほとんど仕事をさせなかった。さらには、先日の関大戦で見事なFGブロックを披露したチャージチームは、この日もパントブロックを成功させ、試合の流れを変えた。
この集大成がこの日の試合だった。攻守蹴、それぞれの歯車がかみ合い、互いにリスペクトしあって戦うことができたところに、本当に強い立命に勝てた理由があったと僕は思っている。
では、そういうチームはどのようにして育成されたのか。その話は次回に書かせていただく。今夜は、厳しい戦いに勝ち抜いた選手とチームの関係者をねぎらうだけにしておきたい。優勝、本当におめでとう。
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