石井晃のKGファイターズコラム「スタンドから」
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(7)見所満載の初戦
投稿日時:2023/09/04(月) 08:42
待ちに待った2023年シーズンが開幕した。時は9月2日午後5時半、所はおなじみ神戸市の王子スタジアム。入場門が開かれるはるか前から開門を待つファンの列に並び、脳裡に選手の顔を描きながら、さて、今日はどんなメンバーが活躍してくれるだろうか、春の試合には縁のなかった新入生の中からどんなメンバーが頭角を現すのか。上ヶ原のグラウンドで、日に日に成長している1年生や2年生の中から、今日はどんなメンバーが登場し、どんな活躍を見せてくれるのか。
あれこれと考えているうちに、ようやく開門。まずはチームの小野ディレクターたちが場内限定で実況放送される放送席の隣に席を確保し、鳥内前監督からいただいた両チームのメンバー表に目を注ぐ。
1年生だけでも16人。2年生は24人。そこには春のシーズンから出場し、派手な活躍で注目された選手もいるが、試合会場で名前を見るのは初めてというメンバーもいる。昨年夏、スポーツ選抜入試の勉強会で縁のあった新入生だけでも、背番号の若い順にDBリンスコット・トバヤス(箕面自由)、同じく永井慎太郎(佼正学園)、北村翼(宝塚)、LB油谷壮馬、OL谷内史郎(箕面自由)、WR小段天響(大産大附)が名を連ねている。スポーツ選抜以外では、上ヶ原のグラウンドで、小段とともに突出した動きを見せていたWR百田真吾(啓明学院)の名前もあり、彼らがこの日、どんな動きを見せてくれるか、試合前から密かに注目していた。
午後5時半、キックオフ。先攻は龍谷。DB波田の素早いタックルなどで相手は全く陣地を進めることが出来ず、自陣ゴール前からパント。それをキャッチしたWR小段がナイスリターン。相手陣42ヤード付近からファイターズの攻撃が始まる。最初のプレーはQB星野からWR衣笠へのパスで17ヤード。次は星野のスクランブルで9ヤード、衣笠への短いパスでゴール前5ヤードと陣地を進め、仕上げはRB澤井が中央を走り抜けてTD。K大西のキックも決まって7-0。
攻撃がテンポ良く進めば、守備陣はさらに勢いづく。ライン戦で相手を押し込み、苦し紛れに相手が投じたパスをDB山村がインターセプト。相手陣38ヤード付近から再びファイターズの攻撃が始まる。ここでも星野とレシーバー陣との呼吸はぴったり。まずはWR鈴木が短いパスを受けて走り、ゴール前28ヤード。次は星野のスクランブルで陣地を稼ぎ、仕上げはRB伊丹が9ヤードを走り抜けて2本目のTD。リードを広げる。
守備のラインが終始、相手を押し込んでいるから、相手の攻撃は進まない。その結果、相手は自陣奥深くで釘付けになるから、余計にプレーの選択肢が限られる。第4ダウンでパントを蹴っても、ハーフライン付近までしか届かないという状態に陥る。
そんな状況で迎えたファイターズ3度目のの攻撃は相手陣43ヤード付近から。そこでQB星野からWR小段へのパスが決まりTD。21-0とリードを広げる。
相手攻撃を完封した守備陣の活躍で、次の攻撃シリーズも相手陣41ヤードから。まずはRB前島が21ヤードを走り、QB星野のキープを挟んで、星野からWR衣笠へミドルパスを投じてTD。わずか3プレーで28-0。
こうなると、試合経験の少ないメンバー、本番になると緊張して力が出し切れない選手にもゆとりが出てくる。逆に、相手の集中度は下がってくる。相手は、攻守とも苦しいプレーを余儀なくされているのに、ファイターズは下級生や交代メンバーが伸び伸びとプレーする。
相手QBが自陣10ヤード付近から投じたパスをDB杉本が確保し、攻守交代。相手陣41ヤード付近でファイターズの攻撃となり、それを機にQBが星野から鎌田に交代。その第1プレーでWR鈴木に短いパスを通して気持ちを落ち着かせると、次はWR小段へ長いパスを投じてTD。わずか2プレーでさらにリードを広げる。
続く相手の攻撃を守備陣が簡単に封じた後、ファイターズの攻撃は相手陣40ヤードから。鎌田は、ここでも立て続けに短いパスを2本通してダウンを更新。相手ゴールまで23ヤードと迫ったところで、エースRB前島に短いパスを通し、それを確保した前島がゴールまで走りきってTD。この二つの攻撃シリーズ。登場したばかりの鎌田は、都合5プレーで2本のTDを挙げた。
昨秋から今季の前半、思い通りにパスが通らず、後輩の星野にスターターの地位を奪われてきた4年生QB鎌田。最後の秋の初戦で見違えるような切れの良い動きを見せた彼を見て、僕はある種の感動を覚えた。
もちろん、前半で大差が付き、相手の戦意が落ちたときのプレーである。彼ほどの才能を持ったプレーヤーにとっては、出来て当たり前、というプレーだったかもしれない。けれども、昨秋から今春、試合でも練習でも、もう一つ物足りないプレーを繰り返し、もがき続ける彼の姿を見続けてきた私にとっては、「これが鎌田だ、本来の姿だ」と、思わず叫びたくなるようなプレーだった。
4年生の秋。初戦で披露してくれた彼の姿が本物であって欲しい。立命や関大などとの厳しい戦いでも、彼の才能が存分に発揮されることを願っている。
追記
この日の試合では、WRやDBを中心に下級生たちの活躍も目立った。彼らのことは、次の機会に書かせていただきます。
あれこれと考えているうちに、ようやく開門。まずはチームの小野ディレクターたちが場内限定で実況放送される放送席の隣に席を確保し、鳥内前監督からいただいた両チームのメンバー表に目を注ぐ。
1年生だけでも16人。2年生は24人。そこには春のシーズンから出場し、派手な活躍で注目された選手もいるが、試合会場で名前を見るのは初めてというメンバーもいる。昨年夏、スポーツ選抜入試の勉強会で縁のあった新入生だけでも、背番号の若い順にDBリンスコット・トバヤス(箕面自由)、同じく永井慎太郎(佼正学園)、北村翼(宝塚)、LB油谷壮馬、OL谷内史郎(箕面自由)、WR小段天響(大産大附)が名を連ねている。スポーツ選抜以外では、上ヶ原のグラウンドで、小段とともに突出した動きを見せていたWR百田真吾(啓明学院)の名前もあり、彼らがこの日、どんな動きを見せてくれるか、試合前から密かに注目していた。
午後5時半、キックオフ。先攻は龍谷。DB波田の素早いタックルなどで相手は全く陣地を進めることが出来ず、自陣ゴール前からパント。それをキャッチしたWR小段がナイスリターン。相手陣42ヤード付近からファイターズの攻撃が始まる。最初のプレーはQB星野からWR衣笠へのパスで17ヤード。次は星野のスクランブルで9ヤード、衣笠への短いパスでゴール前5ヤードと陣地を進め、仕上げはRB澤井が中央を走り抜けてTD。K大西のキックも決まって7-0。
攻撃がテンポ良く進めば、守備陣はさらに勢いづく。ライン戦で相手を押し込み、苦し紛れに相手が投じたパスをDB山村がインターセプト。相手陣38ヤード付近から再びファイターズの攻撃が始まる。ここでも星野とレシーバー陣との呼吸はぴったり。まずはWR鈴木が短いパスを受けて走り、ゴール前28ヤード。次は星野のスクランブルで陣地を稼ぎ、仕上げはRB伊丹が9ヤードを走り抜けて2本目のTD。リードを広げる。
守備のラインが終始、相手を押し込んでいるから、相手の攻撃は進まない。その結果、相手は自陣奥深くで釘付けになるから、余計にプレーの選択肢が限られる。第4ダウンでパントを蹴っても、ハーフライン付近までしか届かないという状態に陥る。
そんな状況で迎えたファイターズ3度目のの攻撃は相手陣43ヤード付近から。そこでQB星野からWR小段へのパスが決まりTD。21-0とリードを広げる。
相手攻撃を完封した守備陣の活躍で、次の攻撃シリーズも相手陣41ヤードから。まずはRB前島が21ヤードを走り、QB星野のキープを挟んで、星野からWR衣笠へミドルパスを投じてTD。わずか3プレーで28-0。
こうなると、試合経験の少ないメンバー、本番になると緊張して力が出し切れない選手にもゆとりが出てくる。逆に、相手の集中度は下がってくる。相手は、攻守とも苦しいプレーを余儀なくされているのに、ファイターズは下級生や交代メンバーが伸び伸びとプレーする。
相手QBが自陣10ヤード付近から投じたパスをDB杉本が確保し、攻守交代。相手陣41ヤード付近でファイターズの攻撃となり、それを機にQBが星野から鎌田に交代。その第1プレーでWR鈴木に短いパスを通して気持ちを落ち着かせると、次はWR小段へ長いパスを投じてTD。わずか2プレーでさらにリードを広げる。
続く相手の攻撃を守備陣が簡単に封じた後、ファイターズの攻撃は相手陣40ヤードから。鎌田は、ここでも立て続けに短いパスを2本通してダウンを更新。相手ゴールまで23ヤードと迫ったところで、エースRB前島に短いパスを通し、それを確保した前島がゴールまで走りきってTD。この二つの攻撃シリーズ。登場したばかりの鎌田は、都合5プレーで2本のTDを挙げた。
昨秋から今季の前半、思い通りにパスが通らず、後輩の星野にスターターの地位を奪われてきた4年生QB鎌田。最後の秋の初戦で見違えるような切れの良い動きを見せた彼を見て、僕はある種の感動を覚えた。
もちろん、前半で大差が付き、相手の戦意が落ちたときのプレーである。彼ほどの才能を持ったプレーヤーにとっては、出来て当たり前、というプレーだったかもしれない。けれども、昨秋から今春、試合でも練習でも、もう一つ物足りないプレーを繰り返し、もがき続ける彼の姿を見続けてきた私にとっては、「これが鎌田だ、本来の姿だ」と、思わず叫びたくなるようなプレーだった。
4年生の秋。初戦で披露してくれた彼の姿が本物であって欲しい。立命や関大などとの厳しい戦いでも、彼の才能が存分に発揮されることを願っている。
追記
この日の試合では、WRやDBを中心に下級生たちの活躍も目立った。彼らのことは、次の機会に書かせていただきます。
(6)わくわくJV戦
投稿日時:2023/07/02(日) 21:30
この3週間、週末ごとに上ヶ原の第3フィールドで、ファイターズの試合があった。交流試合と銘打っているけれども、ファイターズにとってはJV戦。普段、試合に出る機会の少ないメンバーに実戦経験を積ませるための貴重な機会である。
1週目の対戦相手は中京大学。選手層は薄いが、関西の1部リーグでも活躍できそうなメンバーが好守ともにそろっている。逆に、ファイターズにとっては、好守共にキラリと光る才能を秘めた下級生が何人もいる。けがやポジションの都合で、実戦経験を積む機会に恵まれないまま3年生、4年生になった選手も少なくない。そういったメンバーがそれぞれどんな活躍をしてくれるか。手元のメンバー表にある名前と背番号を頼りに、グラウンドの戦いに目をこらす。
ファイターズの攻撃陣で最初に目に付いたのがRBの大槻。相手ゴール前13ヤード付近から3回連続でボールを託され、ダウンを更新。ゴール前までの1ヤードが残ったが、次のプレーも大槻に託され、見事TDに持ち込んだ。
大槻って誰?、そんなRBいたのか、という周囲の人たちの声を聞きながら、当日のメンバー表を見て「彼って、ひょっとしてLBをやってた子ちゃうん? 福知山共栄で野球部だった子」と思いあたり、彼がファイターズを志望した際に一度だけ会って話したことの記憶のある選手だと判明した。
彼の動きを注目していると、彼はその後も短いヤードを確保したり、相手ゴール前に迫ったりした場面にはことごとく登場。そのたびに相手を跳ね飛ばす、文字通りのパワーランで陣地を進め、終わってみれば3本のTDをもぎ取っていた。
試合終了後に、顔を合わせた香山コーチに聞くと、「面白かったでしょう。うちのRBにはいないタイプですから。まだ、RBに転向して1週間ほど。これから、RBの走り方を覚えてくれると、楽しみな存在です」と、ニコニコしながら説明してくれる。その顔を見ていると、こちらまでわくわくしてきた。
急造RB大槻は、次の桃山大戦でもファンの関心事。ファターズ最初の攻撃シリーズから、短い距離を確実に進めたい場面には必ず登場。そのたびにパワフルなランで陣地を進めていく。スタンドのファンの歓声も大きくなる。
攻撃陣だけではない。この試合では守備でも僕にはなじみのないメンバーの活躍が目立った。DBの加藤、酒井は共に東京から志願してファイターズの門を叩いた2年生。ともに意識してプレーを見るのは初めてだったが、それぞれが注意深い位置取りで備え、相手の動きが見えた瞬間に素早く反応し、容易にプレーを通させない。3戦目の日体大戦で、相手パスに素早く反応してパスをカット、浮いたボールをそのまま確保してインターセプトに成功した新井イケンナを含め、東京からファイターズを志願してくれた面々が、ようやくチームになじんくれたようで、これまた嬉しいニュースである。
嬉しいニュースといえば、JV戦の2試合で鮮やかなTDパスをキャッチしたWR川崎の成長も心強い。1年生の時から注目されている長身のレシーバーだが、けがが多く、なかなか真価が発揮出来なかったが、この3試合では要所要所でパスをキャッチ。パスの捕り方もうまくなっており、秋シーズンに期待の持てる活躍ぶりだった。
秋シーズンへの期待といえば、日体大戦で先発したQB林のプレーも見応えがあった。これまでは、素早い身のこなしで、瞬時にランナーとしての威力を見せてくれる選手だと理解していたが、先発した中京大戦では、パスQBとしても成長していることを見せつけてくれた。同じポジションにはパスを得意とする鎌田や星野がいるから、なかなか出番はないかもしれないが、あの俊敏な走りに加えてパスプレーまで警戒しなければならないとなると、相手守備陣にとって厄介な存在になるに違いない。数年前、左利きの走れるQBとして存在感があった光藤君のようなプレーヤーになってくれるのではないかと、一人、胸の内でつぶやいていた。
見所の多かったJV戦3試合。好守のラインを含め、ここで名前を挙げきれなかった選手を含め、今後の成長に期待したい。前期試験が終わり、夏休みになれば、夏季の厳しいトレーニングが待っている。JV戦には出場しなかったレギュラー陣はもちろん、まだ大学の練習に耐えるための基礎的なトレーニングに打ち込んでいる新入生を含め、体力を養い、向上心を持った取り組みを続けて、秋にはさらに1段アップした勇姿を見せてもらいたい。
以上がスタンドから眺めた「交流戦という名のJV3試合」の感想である。今季もファイターズには、大いに期待が持てる。
1週目の対戦相手は中京大学。選手層は薄いが、関西の1部リーグでも活躍できそうなメンバーが好守ともにそろっている。逆に、ファイターズにとっては、好守共にキラリと光る才能を秘めた下級生が何人もいる。けがやポジションの都合で、実戦経験を積む機会に恵まれないまま3年生、4年生になった選手も少なくない。そういったメンバーがそれぞれどんな活躍をしてくれるか。手元のメンバー表にある名前と背番号を頼りに、グラウンドの戦いに目をこらす。
ファイターズの攻撃陣で最初に目に付いたのがRBの大槻。相手ゴール前13ヤード付近から3回連続でボールを託され、ダウンを更新。ゴール前までの1ヤードが残ったが、次のプレーも大槻に託され、見事TDに持ち込んだ。
大槻って誰?、そんなRBいたのか、という周囲の人たちの声を聞きながら、当日のメンバー表を見て「彼って、ひょっとしてLBをやってた子ちゃうん? 福知山共栄で野球部だった子」と思いあたり、彼がファイターズを志望した際に一度だけ会って話したことの記憶のある選手だと判明した。
彼の動きを注目していると、彼はその後も短いヤードを確保したり、相手ゴール前に迫ったりした場面にはことごとく登場。そのたびに相手を跳ね飛ばす、文字通りのパワーランで陣地を進め、終わってみれば3本のTDをもぎ取っていた。
試合終了後に、顔を合わせた香山コーチに聞くと、「面白かったでしょう。うちのRBにはいないタイプですから。まだ、RBに転向して1週間ほど。これから、RBの走り方を覚えてくれると、楽しみな存在です」と、ニコニコしながら説明してくれる。その顔を見ていると、こちらまでわくわくしてきた。
急造RB大槻は、次の桃山大戦でもファンの関心事。ファターズ最初の攻撃シリーズから、短い距離を確実に進めたい場面には必ず登場。そのたびにパワフルなランで陣地を進めていく。スタンドのファンの歓声も大きくなる。
攻撃陣だけではない。この試合では守備でも僕にはなじみのないメンバーの活躍が目立った。DBの加藤、酒井は共に東京から志願してファイターズの門を叩いた2年生。ともに意識してプレーを見るのは初めてだったが、それぞれが注意深い位置取りで備え、相手の動きが見えた瞬間に素早く反応し、容易にプレーを通させない。3戦目の日体大戦で、相手パスに素早く反応してパスをカット、浮いたボールをそのまま確保してインターセプトに成功した新井イケンナを含め、東京からファイターズを志願してくれた面々が、ようやくチームになじんくれたようで、これまた嬉しいニュースである。
嬉しいニュースといえば、JV戦の2試合で鮮やかなTDパスをキャッチしたWR川崎の成長も心強い。1年生の時から注目されている長身のレシーバーだが、けがが多く、なかなか真価が発揮出来なかったが、この3試合では要所要所でパスをキャッチ。パスの捕り方もうまくなっており、秋シーズンに期待の持てる活躍ぶりだった。
秋シーズンへの期待といえば、日体大戦で先発したQB林のプレーも見応えがあった。これまでは、素早い身のこなしで、瞬時にランナーとしての威力を見せてくれる選手だと理解していたが、先発した中京大戦では、パスQBとしても成長していることを見せつけてくれた。同じポジションにはパスを得意とする鎌田や星野がいるから、なかなか出番はないかもしれないが、あの俊敏な走りに加えてパスプレーまで警戒しなければならないとなると、相手守備陣にとって厄介な存在になるに違いない。数年前、左利きの走れるQBとして存在感があった光藤君のようなプレーヤーになってくれるのではないかと、一人、胸の内でつぶやいていた。
見所の多かったJV戦3試合。好守のラインを含め、ここで名前を挙げきれなかった選手を含め、今後の成長に期待したい。前期試験が終わり、夏休みになれば、夏季の厳しいトレーニングが待っている。JV戦には出場しなかったレギュラー陣はもちろん、まだ大学の練習に耐えるための基礎的なトレーニングに打ち込んでいる新入生を含め、体力を養い、向上心を持った取り組みを続けて、秋にはさらに1段アップした勇姿を見せてもらいたい。
以上がスタンドから眺めた「交流戦という名のJV3試合」の感想である。今季もファイターズには、大いに期待が持てる。
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