石井晃のKGファイターズコラム「スタンドから」 2014/4
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(2)先輩たちの胸と背中
投稿日時:2014/04/12(土) 21:36
先週末は2日連続、上ヶ原のグラウンドが外部チームにも開かれた。
土曜日には、第1回世界大学選手権の代表に選抜されたチームとパナソニックの合同練習。日曜日にエレコムファイニーズとファイターズの合同練習があった。
とくに土曜日は、普段、僕たちがその素顔を目にする機会のない立命館や日大、関大など大学フットボール界を代表する選手と、毎シーズン、社会人トップの座を競っている選手たちの練習である。興味津々で眺めた。
代表チームは、今春、各大学を卒業したメンバーを中心に選抜されており、ファイターズからも昨年度の主将池永、副将池田、鳥内、友國君のほか、梅本君、上沢君、大森君、そして1昨年の主将梶原君と今度4年生になった弟の隆平君が選ばれている。他チームのことはうろ覚えだが、立命館から13人、関大と日大からも10人前後が選ばれていたと記憶している。
文字通り日本大学界のスターが勢揃いし、目の前でパナソニックを相手に実戦を想定した練習を展開してくれた。「敵情を知る」格好の機会である。ファイターズの諸君は行儀よくスタンドに陣取り、それぞれのポジションごとにライバルチームの選手たちの動きに目を見張らせていた。
僕もその片隅でレベルの高い選手たちの動きを目で追った。練習とは言いながら、目の前で展開されているのは実戦を想定したプレーである。受けて立つパナソニックチームも全日本代表クラスのメンバーを揃えている。ガチンコの当たりこそ抑えているが、それでも手抜きはない。主要な大学から選ばれた監督やコーチも目を光らせている。何より「本番」での先発を目指して、各選手とも真剣に取り組んでいる。
そういう練習が2時間近く行われた。キッカーをはじめいくつかのパートではアフター練習にも入念に取り組んでいた。
そこで、感想というか、いくつか思うことがあった。この場で書いても問題なさそうなことを二つ紹介する。
一つは、立命や日大の選手の個人的な能力の高さに目を見張ったこと。個別の名前は分かる選手もいれば分からない選手もいるのだが、立命と日大のヘルメットをかぶった選手の動きがやたらと目についた。とりわけ立命の守備陣の動きがすごかった。よくまあ、あんな能力の高い選手を揃えたチームに「負けない試合ができたことよ」というのが正直な感想だった。
そして、その「負けない試合」が実現できたのは、ファイターズに関係する全員が結束し、対策を練り、一瞬の怯みも隙も見せずに戦い抜いた結果だと改めて感じ入ったことである。
もう一つは昨年、5年生コーチとして、もっぱらチームの練習台を務めてくれた梶原元主将の動きの速さである。後輩を相手に練習台を勤めていた時と、選抜チームの一員として試合で活躍することを前提にしたこの日の動きは全く違った。プレーの機会はそんなに多くはなかったが、それでも何度もパナソニックのOL陣を抜き去り、相手QBをサックする場面があった。当日の「練習MVP」を選ぶとすれば、満場一致で選ばれるほどの素晴らしさだった。
練習後、梶原君に聞くと「ライバル校の選手たちの前で無様なプレーはできないし、パナソニックでは今季からプレーする。しっかり動けることを見せておかなければと思いました」ということだった。しかし、それは謙遜だろう。ファイターズを率いた主将として、ライバルチームの選手たちには絶対に負けられないという闘争心に火が付いたからに違いない。
その動きを見ながら、僕は「こういう化け物のような選手に鍛えられたから、昨年のチームは立命や日大と正面から戦えるチームに成長したのだ」とつくづく感じ入った。そして、5年生が本気でチームに関わり、自分を捨てて「仮想立命」「仮想日大」の練習台に入ってくれることのありがたさに感謝した。
今季も、希望の会社から内定を獲得し、早々に就職活動を終えた5年生がグラウンドに顔を見せ、後輩たちに胸を貸している。僕が顔を合わせただけでも、前主将の池永君をはじめ梅本君や上沢君、友國君の4人がいる。
それぞれ攻守の柱として、昨年のチームを引っ張ってきた面々である。彼らが連日のように練習台を務め、後輩たちに動きの速さ、当たりの強さを体感させている。踏み込みの強さ、姿勢、周囲を見る目配り……。ほんの100日前まで、日本1の座をかけたチームの先頭に立って戦ってきたメンバーばかりだから、2年生や3年生はもちろん4年生を相手にしても、プレーの格が違う。
甲子園ボウルを3連覇した喜びとライスボウルで3連敗した悔しさを身にしみて感じている彼らがこれから9カ月、5年生コーチとして練習台を務め、精神的なバックアップをしてくれる。うれしいことだ。後輩たちが大学選手権の日本代表選手として戦う先輩たちの胸を借り、背中を見て、そのすべてを吸収しながら成長してくれることを心から願っている。
土曜日には、第1回世界大学選手権の代表に選抜されたチームとパナソニックの合同練習。日曜日にエレコムファイニーズとファイターズの合同練習があった。
とくに土曜日は、普段、僕たちがその素顔を目にする機会のない立命館や日大、関大など大学フットボール界を代表する選手と、毎シーズン、社会人トップの座を競っている選手たちの練習である。興味津々で眺めた。
代表チームは、今春、各大学を卒業したメンバーを中心に選抜されており、ファイターズからも昨年度の主将池永、副将池田、鳥内、友國君のほか、梅本君、上沢君、大森君、そして1昨年の主将梶原君と今度4年生になった弟の隆平君が選ばれている。他チームのことはうろ覚えだが、立命館から13人、関大と日大からも10人前後が選ばれていたと記憶している。
文字通り日本大学界のスターが勢揃いし、目の前でパナソニックを相手に実戦を想定した練習を展開してくれた。「敵情を知る」格好の機会である。ファイターズの諸君は行儀よくスタンドに陣取り、それぞれのポジションごとにライバルチームの選手たちの動きに目を見張らせていた。
僕もその片隅でレベルの高い選手たちの動きを目で追った。練習とは言いながら、目の前で展開されているのは実戦を想定したプレーである。受けて立つパナソニックチームも全日本代表クラスのメンバーを揃えている。ガチンコの当たりこそ抑えているが、それでも手抜きはない。主要な大学から選ばれた監督やコーチも目を光らせている。何より「本番」での先発を目指して、各選手とも真剣に取り組んでいる。
そういう練習が2時間近く行われた。キッカーをはじめいくつかのパートではアフター練習にも入念に取り組んでいた。
そこで、感想というか、いくつか思うことがあった。この場で書いても問題なさそうなことを二つ紹介する。
一つは、立命や日大の選手の個人的な能力の高さに目を見張ったこと。個別の名前は分かる選手もいれば分からない選手もいるのだが、立命と日大のヘルメットをかぶった選手の動きがやたらと目についた。とりわけ立命の守備陣の動きがすごかった。よくまあ、あんな能力の高い選手を揃えたチームに「負けない試合ができたことよ」というのが正直な感想だった。
そして、その「負けない試合」が実現できたのは、ファイターズに関係する全員が結束し、対策を練り、一瞬の怯みも隙も見せずに戦い抜いた結果だと改めて感じ入ったことである。
もう一つは昨年、5年生コーチとして、もっぱらチームの練習台を務めてくれた梶原元主将の動きの速さである。後輩を相手に練習台を勤めていた時と、選抜チームの一員として試合で活躍することを前提にしたこの日の動きは全く違った。プレーの機会はそんなに多くはなかったが、それでも何度もパナソニックのOL陣を抜き去り、相手QBをサックする場面があった。当日の「練習MVP」を選ぶとすれば、満場一致で選ばれるほどの素晴らしさだった。
練習後、梶原君に聞くと「ライバル校の選手たちの前で無様なプレーはできないし、パナソニックでは今季からプレーする。しっかり動けることを見せておかなければと思いました」ということだった。しかし、それは謙遜だろう。ファイターズを率いた主将として、ライバルチームの選手たちには絶対に負けられないという闘争心に火が付いたからに違いない。
その動きを見ながら、僕は「こういう化け物のような選手に鍛えられたから、昨年のチームは立命や日大と正面から戦えるチームに成長したのだ」とつくづく感じ入った。そして、5年生が本気でチームに関わり、自分を捨てて「仮想立命」「仮想日大」の練習台に入ってくれることのありがたさに感謝した。
今季も、希望の会社から内定を獲得し、早々に就職活動を終えた5年生がグラウンドに顔を見せ、後輩たちに胸を貸している。僕が顔を合わせただけでも、前主将の池永君をはじめ梅本君や上沢君、友國君の4人がいる。
それぞれ攻守の柱として、昨年のチームを引っ張ってきた面々である。彼らが連日のように練習台を務め、後輩たちに動きの速さ、当たりの強さを体感させている。踏み込みの強さ、姿勢、周囲を見る目配り……。ほんの100日前まで、日本1の座をかけたチームの先頭に立って戦ってきたメンバーばかりだから、2年生や3年生はもちろん4年生を相手にしても、プレーの格が違う。
甲子園ボウルを3連覇した喜びとライスボウルで3連敗した悔しさを身にしみて感じている彼らがこれから9カ月、5年生コーチとして練習台を務め、精神的なバックアップをしてくれる。うれしいことだ。後輩たちが大学選手権の日本代表選手として戦う先輩たちの胸を借り、背中を見て、そのすべてを吸収しながら成長してくれることを心から願っている。
(1)さあ、コラム再開
投稿日時:2014/04/03(木) 22:40
桜が咲いたと思ったら、あっという間に散っていく。
先週の金曜日、大学へ行ったときはせいぜい2分咲き。それが土曜日には5~6分咲きになり、見た目は満開という木もあった。4月、年度替わりを象徴するような慌ただしさである。
ファイターズの諸君もまた、慌ただしい日々を過ごしている。ライスボウルが終わり、4年生が引退して新しいチームがスタートすると同時に学年末の試験。それが終わるのを待ちかねたように2度の合宿。千刈のキャンプ場では選抜された選手たちの「サバイバルトレーニング」もあった。
その間、中学、高等部、啓明学院のメンバーを交えたファイターズファミリー壮行会や甲子園ボウルの祝勝会もあった。3月になると、高校生を対象にした合同クリニックや小中学生を対象にしたフットボール教室も行われたし、卒業式もあった。シーズンオフ。試合はなくても、部員はみな十分に忙しい毎日を過ごしてきたのである。
僕はその間、授業がないのを幸い、老朽化した体のメンテナンスに励んでいた。接骨院や歯科医、眼科医に通い、あれもこれもと抜本的な治療に励んだ。新聞社の先輩の送別会に長野県まで足を伸ばし、志を同じくするジャーナリストや市民運動をしている人たちと旧交も温めてきた。例年通り、昨年1年間のこのコラムと、本業の新聞社のコラムをそれぞれまとめて出版する作業も、連日の「夜なべ仕事」で仕上げたし、気の置けない友人たちと徹夜でジャン卓を囲む日もあった。
ライスボウルの悔しい敗戦以降、断りもなくこのコラムを休んでいたけど、それなりにせわしない毎日を過ごしていたのである。
しかし、4月である。新しいシーズンが始まる。このコラムも再開する。
今年もシーズンの終了まで書き続けますので、ご支援、よろしくお願いいたします。
ということで、2014年度の1回目は、昨年の「アンサング・ヒーロー賞」の話から始めたい。
受賞者はQBの橘君。下級生のころにはJVの試合にちょこちょこ登場して、切れの良いラッシュを披露していた左利きの選手だが、4年生になると同時に、ほとんど試合には出場せず、もっぱらQB、WRのパートの練習を仕切る仕事に徹していた。
ご存じの通り、昨年のチームの浮沈は、絶対的なエースだったQB畑君の後を誰が埋めるかにかかっていた。3年生に斎藤君、前田君、松岡君というそれぞれ特色を持った候補がいたが、春のシーズンがスタートした時点では、誰が出ても畑君の後を埋めるのは大変、という状況だった。
そういう状況を誰よりも知っていた橘君は「後継者がいないのなら、育てるしかない。育てる役割は自分が果たす」と心に刻み、WRのパートリーダーだった梅本君と協力して懸命にその役割を果たした。誰よりも早くグラウンドに出てQBの練習を手伝い、気付いたことはこと細かくアドバイスする。
これは、早めに練習に出てくる部員ならだれもが知っていることだが、いつも一番にグラウンドで練習を始めるのは、QB・WRのパート。中でも橘君、梅本君、斎藤君はいつも練習の一番乗りだった。橘君が斎藤君にスナップを出し、斎藤君がパスを投げ、梅本君がそれをキャッチする。そして、気付いたことは即座に指摘しあい、その場で確かめあう。
春から夏。夏から秋。そして冬。昨年のシーズンが始まってから、終わるまで、ずっとこの関係は続いた。梅本君は「斎藤を男にする」といって頑張り、橘君はひたすらスナップを出し続けることで二人を鼓舞した。斎藤君は二人の先輩に励まされ、誰もが驚くほどの上達を見せた。
僕は週に2度くらいしかグラウンドには顔を出せなかったが、三人のこの取り組みをずっと見続けてきた。そして、今年はこの三人が勝負してくれると確信していた。
もちろん、コーチや監督もそれをしっかりと見ていたのだろう。橘君が「アンサング・ヒーロー」に選ばれ、梅本君は「特別賞」に輝いた。
選手が輝くのは試合会場だけではない。本当の勝負は上ケ原の第3フィールドにある。あるいは甲山の坂道にあり、トレーニングセンターにある。そこで、高い目標を持ち、誰よりも熱心に鍛えたものが最終的に輝くのである。
部外者にはなかなか見えないが、その取り組みを誰よりも熱心に続けたのが橘君であり、梅本君である。その取り組みをコーチや監督が曇りのない目でしっかり評価してくれた。昨年の南本君に続き、こういう部員のことをシーズンの当初にご紹介できるのは、何にもましてうれしい。
◇ ◇
今年も「スタンドから」を再開します。週に1度の割で書き続けます。ご愛読よろしくお願いします。
文中にも書きましたが、昨年のコラムを集大成した「栄光への軌跡・2013年版」を刊行しました。部員には「戦いの記憶」として贈呈しましたが、ファンの方にも手に取ってもらえるように少し多めに発行しています。シーズンが始まりましたら、グラウンドのファイターズグッズ販売所で取り扱います(1冊500円。代金はカンパとしてすべてチームに寄付します)。ご協力よろしくお願いいたします。
先週の金曜日、大学へ行ったときはせいぜい2分咲き。それが土曜日には5~6分咲きになり、見た目は満開という木もあった。4月、年度替わりを象徴するような慌ただしさである。
ファイターズの諸君もまた、慌ただしい日々を過ごしている。ライスボウルが終わり、4年生が引退して新しいチームがスタートすると同時に学年末の試験。それが終わるのを待ちかねたように2度の合宿。千刈のキャンプ場では選抜された選手たちの「サバイバルトレーニング」もあった。
その間、中学、高等部、啓明学院のメンバーを交えたファイターズファミリー壮行会や甲子園ボウルの祝勝会もあった。3月になると、高校生を対象にした合同クリニックや小中学生を対象にしたフットボール教室も行われたし、卒業式もあった。シーズンオフ。試合はなくても、部員はみな十分に忙しい毎日を過ごしてきたのである。
僕はその間、授業がないのを幸い、老朽化した体のメンテナンスに励んでいた。接骨院や歯科医、眼科医に通い、あれもこれもと抜本的な治療に励んだ。新聞社の先輩の送別会に長野県まで足を伸ばし、志を同じくするジャーナリストや市民運動をしている人たちと旧交も温めてきた。例年通り、昨年1年間のこのコラムと、本業の新聞社のコラムをそれぞれまとめて出版する作業も、連日の「夜なべ仕事」で仕上げたし、気の置けない友人たちと徹夜でジャン卓を囲む日もあった。
ライスボウルの悔しい敗戦以降、断りもなくこのコラムを休んでいたけど、それなりにせわしない毎日を過ごしていたのである。
しかし、4月である。新しいシーズンが始まる。このコラムも再開する。
今年もシーズンの終了まで書き続けますので、ご支援、よろしくお願いいたします。
ということで、2014年度の1回目は、昨年の「アンサング・ヒーロー賞」の話から始めたい。
受賞者はQBの橘君。下級生のころにはJVの試合にちょこちょこ登場して、切れの良いラッシュを披露していた左利きの選手だが、4年生になると同時に、ほとんど試合には出場せず、もっぱらQB、WRのパートの練習を仕切る仕事に徹していた。
ご存じの通り、昨年のチームの浮沈は、絶対的なエースだったQB畑君の後を誰が埋めるかにかかっていた。3年生に斎藤君、前田君、松岡君というそれぞれ特色を持った候補がいたが、春のシーズンがスタートした時点では、誰が出ても畑君の後を埋めるのは大変、という状況だった。
そういう状況を誰よりも知っていた橘君は「後継者がいないのなら、育てるしかない。育てる役割は自分が果たす」と心に刻み、WRのパートリーダーだった梅本君と協力して懸命にその役割を果たした。誰よりも早くグラウンドに出てQBの練習を手伝い、気付いたことはこと細かくアドバイスする。
これは、早めに練習に出てくる部員ならだれもが知っていることだが、いつも一番にグラウンドで練習を始めるのは、QB・WRのパート。中でも橘君、梅本君、斎藤君はいつも練習の一番乗りだった。橘君が斎藤君にスナップを出し、斎藤君がパスを投げ、梅本君がそれをキャッチする。そして、気付いたことは即座に指摘しあい、その場で確かめあう。
春から夏。夏から秋。そして冬。昨年のシーズンが始まってから、終わるまで、ずっとこの関係は続いた。梅本君は「斎藤を男にする」といって頑張り、橘君はひたすらスナップを出し続けることで二人を鼓舞した。斎藤君は二人の先輩に励まされ、誰もが驚くほどの上達を見せた。
僕は週に2度くらいしかグラウンドには顔を出せなかったが、三人のこの取り組みをずっと見続けてきた。そして、今年はこの三人が勝負してくれると確信していた。
もちろん、コーチや監督もそれをしっかりと見ていたのだろう。橘君が「アンサング・ヒーロー」に選ばれ、梅本君は「特別賞」に輝いた。
選手が輝くのは試合会場だけではない。本当の勝負は上ケ原の第3フィールドにある。あるいは甲山の坂道にあり、トレーニングセンターにある。そこで、高い目標を持ち、誰よりも熱心に鍛えたものが最終的に輝くのである。
部外者にはなかなか見えないが、その取り組みを誰よりも熱心に続けたのが橘君であり、梅本君である。その取り組みをコーチや監督が曇りのない目でしっかり評価してくれた。昨年の南本君に続き、こういう部員のことをシーズンの当初にご紹介できるのは、何にもましてうれしい。
◇ ◇
今年も「スタンドから」を再開します。週に1度の割で書き続けます。ご愛読よろしくお願いします。
文中にも書きましたが、昨年のコラムを集大成した「栄光への軌跡・2013年版」を刊行しました。部員には「戦いの記憶」として贈呈しましたが、ファンの方にも手に取ってもらえるように少し多めに発行しています。シーズンが始まりましたら、グラウンドのファイターズグッズ販売所で取り扱います(1冊500円。代金はカンパとしてすべてチームに寄付します)。ご協力よろしくお願いいたします。
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