主務ブログ2024
チームを1つにするということ
関西大学戦、立命館大学戦の振り返りを書くと宣言してもう、2週間近くが経ちます。気づくと甲子園ボウルが目の前。本当に濃く、早い2週間でした。
お約束したとおり、関大、立命戦の振り返りを簡単に。
率直に感じるのが「全員で我慢の出来るチームに成ってきた」ということ。点差がひらかず、試合の流れが拮抗している時でも、それぞれが1人1人に与えられた役割、仕事を全うしているということを感じる場面が多い。
「ミスをした方が負ける」。常に監督からこの言葉を投げかけられていた。過去の試合でも負けたチームが先に致命的なミスを犯している。関大戦、立命戦でのFIGHTERSは全員が我慢するポイントを理解し、それに対して腹をくくり、目の前のプレーに集中しているという印象を感じた。
日を追うごとに練習の雰囲気が良くなっていった。3強を目の前にした我々は寝ても覚めてもライバルの事が頭にあった。京大と、関大と、立命と勝負をすることを考えれば、様々な事に貪欲に成れた。立命館との試合後、畑はインタビューの中で「立命館がいてくれたからここまで来ることが出来た。」と話したが、今、振り返っても我々の原動力はライバルであった。
話は変わり、最近、我々ファイターズがメディアに取り上げてもらう機会が多くなった。私もインタビューを受ける機会をいただいたのだが、普段の生活で部外の人と話す機会が少ないからか、とても自分の言葉が新鮮に感じた。「そういえば昔はそんな事を考えていたな」、あるいは「今、自分はこのようなチームを目指している」といった心の内にある思いを言葉にすることで、自分の道筋がはっきりとした。皆様にも同じような経験をしたことがあると思う。
ここで、そこで話した全てを書くわけにはいかないが、一部を書こうと思う。
私達、4年生は下級生にとって「ついていきたい」と思えるような人間に成っているのだろうか。記者の方と話しながら、2012年のチームがスタートした時の事を思い返しながら考えていた。我々4年生がスタートした時のミーティングは「勝つ」と言わなければいけないミーティングだった。「義務感」の漂った4年生の行動は中身がなく、それに対して後輩が寄ってきてくれるわけがなかった。
今は違う、4年生と下級生が一緒になって頭を悩ませるシーンを多く見る。今年のチームを「背負ってくれている」後輩が増えてきたのだ。
何がきっかけだったのか、何が後輩にどう思わせているのかは分からない。はっきり言って今年の4年生は私を含めて「真面目だけが取り柄」である。4年生1人1人は良い部分ももちろんあるが、悪い部分を露呈させてしまう事も多い。よかれと思ってしたことも失敗してしまう。要するに不器用な人間が多いのだ。
昨年の4年生は違った。人間の「出来た人」が多くいて、その人に皆が集まっていく。これと言って人間性の悪い部分が見えない人がほとんどだった。何よりも学年の中に力強いリーダーシップや1人1人の人間性といった光り輝くものが目立っていた。
昨年との大きく異なる今年の4年生に下級生は戸惑った事も多かっただろう。「真面目」という言葉にも評されるように、どこか地味で目立たないという印象だったのではないだろうか。
そんな4年生ではあったが、気がつくと下級生が周りにいてくれるようになっている。いったい何が変わったのか。はっきりとは分からないが、そんなことを考えるようになった頃、4年生から「勝つ」という思いが滲み出ているように感じた。春の時のように「勝ちたい」と言わされているのではない。グラウンドで、会議室で、スポセンで、様々な場所で、ふとした瞬間にその強い思いを感じる事があった。
そのふとした瞬間がきっかけとなって、4年生同士でも、下級生からも、仲間の1人1人、互いの良い部分はもちろん、悪い部分も受け入れて、「支え合う」ようになったと私は思っている。良い部分も悪い部分も受け入れることで、コミュニケーション1つでも、その仲間の為を考えて行動するようになったのではないだろうか。
我々4年生は完璧な人間はいない。しかし、我々には我々にしか出来ないチームを1つにする方法が少しずつ見えてきた。もっとこの先を見てみたい。その気持ちこそが私の原動力で、そのことを考え、実行することがチームを強くすることに繋がっていると信じている。
お約束したとおり、関大、立命戦の振り返りを簡単に。
率直に感じるのが「全員で我慢の出来るチームに成ってきた」ということ。点差がひらかず、試合の流れが拮抗している時でも、それぞれが1人1人に与えられた役割、仕事を全うしているということを感じる場面が多い。
「ミスをした方が負ける」。常に監督からこの言葉を投げかけられていた。過去の試合でも負けたチームが先に致命的なミスを犯している。関大戦、立命戦でのFIGHTERSは全員が我慢するポイントを理解し、それに対して腹をくくり、目の前のプレーに集中しているという印象を感じた。
日を追うごとに練習の雰囲気が良くなっていった。3強を目の前にした我々は寝ても覚めてもライバルの事が頭にあった。京大と、関大と、立命と勝負をすることを考えれば、様々な事に貪欲に成れた。立命館との試合後、畑はインタビューの中で「立命館がいてくれたからここまで来ることが出来た。」と話したが、今、振り返っても我々の原動力はライバルであった。
話は変わり、最近、我々ファイターズがメディアに取り上げてもらう機会が多くなった。私もインタビューを受ける機会をいただいたのだが、普段の生活で部外の人と話す機会が少ないからか、とても自分の言葉が新鮮に感じた。「そういえば昔はそんな事を考えていたな」、あるいは「今、自分はこのようなチームを目指している」といった心の内にある思いを言葉にすることで、自分の道筋がはっきりとした。皆様にも同じような経験をしたことがあると思う。
ここで、そこで話した全てを書くわけにはいかないが、一部を書こうと思う。
私達、4年生は下級生にとって「ついていきたい」と思えるような人間に成っているのだろうか。記者の方と話しながら、2012年のチームがスタートした時の事を思い返しながら考えていた。我々4年生がスタートした時のミーティングは「勝つ」と言わなければいけないミーティングだった。「義務感」の漂った4年生の行動は中身がなく、それに対して後輩が寄ってきてくれるわけがなかった。
今は違う、4年生と下級生が一緒になって頭を悩ませるシーンを多く見る。今年のチームを「背負ってくれている」後輩が増えてきたのだ。
何がきっかけだったのか、何が後輩にどう思わせているのかは分からない。はっきり言って今年の4年生は私を含めて「真面目だけが取り柄」である。4年生1人1人は良い部分ももちろんあるが、悪い部分を露呈させてしまう事も多い。よかれと思ってしたことも失敗してしまう。要するに不器用な人間が多いのだ。
昨年の4年生は違った。人間の「出来た人」が多くいて、その人に皆が集まっていく。これと言って人間性の悪い部分が見えない人がほとんどだった。何よりも学年の中に力強いリーダーシップや1人1人の人間性といった光り輝くものが目立っていた。
昨年との大きく異なる今年の4年生に下級生は戸惑った事も多かっただろう。「真面目」という言葉にも評されるように、どこか地味で目立たないという印象だったのではないだろうか。
そんな4年生ではあったが、気がつくと下級生が周りにいてくれるようになっている。いったい何が変わったのか。はっきりとは分からないが、そんなことを考えるようになった頃、4年生から「勝つ」という思いが滲み出ているように感じた。春の時のように「勝ちたい」と言わされているのではない。グラウンドで、会議室で、スポセンで、様々な場所で、ふとした瞬間にその強い思いを感じる事があった。
そのふとした瞬間がきっかけとなって、4年生同士でも、下級生からも、仲間の1人1人、互いの良い部分はもちろん、悪い部分も受け入れて、「支え合う」ようになったと私は思っている。良い部分も悪い部分も受け入れることで、コミュニケーション1つでも、その仲間の為を考えて行動するようになったのではないだろうか。
我々4年生は完璧な人間はいない。しかし、我々には我々にしか出来ないチームを1つにする方法が少しずつ見えてきた。もっとこの先を見てみたい。その気持ちこそが私の原動力で、そのことを考え、実行することがチームを強くすることに繋がっていると信じている。
この記事は外部ブログを参照しています。すべて見るには下のリンクをクリックしてください。
記事タイトル:チームを1つにするということ
(ブログタイトル:KGファイターズ 主務ブログ)
アーカイブ
- 2024年11月(1)
- 2024年10月(2)
- 2024年9月(2)
- 2024年7月(3)
- 2024年6月(1)
- 2024年5月(2)
- 2024年4月(1)
- 2024年1月(1)
- 2023年12月(3)
- 2023年11月(2)
- 2023年10月(2)
- 2023年9月(1)
- 2023年8月(2)
- 2023年5月(1)
- 2023年4月(1)
- 2023年2月(1)
- 2022年12月(2)
- 2022年11月(3)
- 2022年10月(1)
- 2022年9月(1)
- 2022年8月(1)
- 2022年5月(1)
- 2022年4月(1)
- 2022年2月(1)
- 2021年12月(3)
- 2021年11月(2)
- 2021年10月(1)
- 2021年9月(1)
- 2021年6月(1)
- 2021年4月(1)
- 2021年2月(1)
- 2021年1月(2)
- 2020年12月(2)
- 2020年11月(1)
- 2020年10月(1)
- 2020年9月(1)
- 2020年5月(1)
- 2020年4月(2)
- 2020年2月(1)
- 2020年1月(2)
- 2019年12月(2)
- 2019年11月(3)
- 2019年10月(2)
- 2019年9月(1)
- 2019年8月(2)
- 2019年7月(1)
- 2019年5月(1)
- 2019年4月(1)
- 2019年2月(1)
- 2019年1月(2)
- 2018年12月(3)
- 2018年11月(2)
- 2018年10月(2)
- 2018年9月(1)
- 2018年8月(1)
- 2018年7月(1)
- 2018年4月(1)
- 2018年1月(1)
- 2017年12月(4)
- 2017年11月(2)
- 2017年10月(1)
- 2017年9月(2)
- 2017年8月(2)
- 2017年7月(1)
- 2017年6月(1)
- 2017年5月(1)
- 2017年3月(1)
- 2017年2月(2)
- 2017年1月(2)
- 2016年12月(2)
- 2016年11月(1)
- 2016年10月(2)
- 2016年9月(2)
- 2016年8月(2)
- 2016年7月(1)
- 2016年6月(1)
- 2016年5月(1)
- 2016年4月(1)
- 2016年3月(1)
- 2016年2月(2)
- 2015年12月(1)
- 2015年11月(3)
- 2015年10月(1)
- 2015年9月(2)
- 2015年8月(2)
- 2015年7月(1)
- 2015年4月(1)
- 2015年2月(1)
- 2015年1月(2)
- 2014年12月(2)
- 2014年11月(3)
- 2014年10月(1)
- 2014年9月(2)
- 2014年8月(1)
- 2014年7月(1)
- 2014年5月(1)
- 2014年4月(1)
- 2014年3月(1)
- 2014年2月(1)
- 2014年1月(1)
- 2013年12月(3)
- 2013年11月(4)
- 2013年10月(2)
- 2013年9月(3)
- 2013年8月(3)
- 2013年7月(1)
- 2013年3月(2)
- 2013年2月(1)
- 2013年1月(1)
- 2012年12月(3)
- 2012年11月(3)
- 2012年10月(2)
- 2012年9月(3)
- 2012年8月(4)
- 2012年7月(1)
- 2012年6月(1)
- 2012年5月(2)
- 2012年4月(1)
- 2012年3月(1)
- 2012年1月(1)
- 2011年12月(2)
- 2011年11月(3)
- 2011年10月(3)
- 2011年9月(1)
- 2011年8月(2)
- 2011年7月(1)
- 2011年2月(1)
- 2010年12月(1)
- 2010年11月(3)
- 2010年10月(3)
- 2010年9月(2)
- 2010年8月(2)
- 2010年7月(3)
- 2010年6月(2)
- 2010年5月(1)
- 2010年4月(2)
- 2010年3月(2)
- 2010年2月(1)
- 2010年1月(1)
- 2009年11月(5)
- 2009年10月(1)
- 2009年9月(4)
- 2009年8月(3)
- 2009年4月(2)
- 2009年3月(2)
- 2009年2月(1)
- 2009年1月(1)
- 2008年12月(1)
- 2008年11月(2)
- 2008年10月(5)
- 2008年9月(4)
- 2008年8月(2)
- 2006年4月(2)