石井晃のKGファイターズコラム「スタンドから」
(25)レジへ走れ!
ファイターズファンのみなさま
唐突ですが、ファイターズを応援されていて、次のような疑問を感じられたことはありませんか。
1、日本にアメフットの伝統校、強豪校はいくつもあるのに、その中でなぜ、ファイターズだけが戦後一貫して日本1を争う地位を保っているのか、それを支える背骨はどうして形成されてきたのか。
2、ファイターズはなぜ、全編英語のチームソング「Fight on, Kwansei」を持っているのか。それはいつ、誰が、どのような理由で作ったのか。このチームソングを歌うのは、ここ一番という勝負の試合に限られているが、それはどうしてか。チームソングなら、試合ごとに歌う方が自然ではないのか。
3、なぜ、毎年シーズンが終わった後の合同壮行会(かつては合同送別会と呼んでいた)で、コーチや監督は文武双方に力を発揮した部員を表彰すると同時に「アンサングヒーロー」を表彰するのか。
4、毎年、「ファイターズは4年生のチーム」と特別の意味を込めていわれるがあるが、それはどうしてか。
5、「ファイターズ・ファミリー」という言葉があり、ことあるごとにそれが強調されるのは、どういう歴史的背景があるのか。
6、ファイターズの卒業生は企業から高く評価されているが、それはどうしてか。
こういう疑問をお持ちのみなさまにとってぴったりの読み物が、関西学院大学が朝日新聞出版アエラと共同で発行するアエラムック「関西学院大学 by AERA」(A4変形判、124ページ、820円=税込み)に掲載されています。
筆者は不肖・私。縁あって、堂々8ページにわたる特集を担当させていただきました。ファイターズファンの胸に刻まれているライスボウルで優勝したときの写真や2007年の甲子園ボウルで勝った瞬間の写真など「お宝写真」も満載です。自分で宣伝するのも何ですが(宣伝しないと知っていただけない)、記事もファイターズと同様、格調高く、気合いが入っています。
この8ページを読んでいただくだけでも、820円の価値はあると思います(ここまでいうと、誇大広告、ええ加減にせい、というそしりを受けそうです)が、もちろん残りの116ページにも関西学院大学の卒業生や在校生、そして学院に関心のある方々には、読み応えのある記事が満載です。
アエラの記者がニューヨークまで出かけて取材した、国際的な舞台で活躍する卒業生の群像、社会に貢献する研究に取り組む教員、課外活動に取り組む学生らを取り上げ、関西学院大学の歴史と最新の情報を盛り込んでいます。
これを読んでいただければ、関西学院大学がなぜ「世界市民」という言葉に特別の意味を持たせているのか、関西学院大学がなぜ、世間で高く評価されるようになったのか、そういうことがおのずと分かるはずです。論より証拠。まずは手にとって読んで下さい。そして、千円札を手にレジに走って下さい。180円のおつりがあります。
読んで面白ければ、広く友人、知人にも紹介して下さい。聞けば、今週末の甲南大学戦、ファイターズのグッズを売っているテントでも販売されるそうです。今週の応援席では「アエラムック・関西学院」を手にして下さっている方が僕の「あこがれ」、ヒーローでありヒロインです。
追記
それにしても、今回の記事を書くに当たって、いろんな場面でファイターズとそれを育ててきたOBの底力を実感しました。
底力とは、例えば次のようなことです。
1、チームの過去の記録、足取りが完璧に残されており、その資料がいつでも利用できるように整備されていること。70年にわたって、資料整備を引き継いでこられた歴代のOBの努力の積み重ねに頭が下がります。これも伝統の力でしょう。
2、チームの歴史を正確な記憶力で理路整然と語れるOBが多数、健在であること。今回の取材でも米田満先生、古川明さん、武田建先生、伊角富三さんらから、貴重な話を懇切丁寧に聞かせていただきました。
3、70年に及ぶチームの姿を「鳥の目」と「虫の目」で把握、分析し、それをジャーナリストの視点で言葉にできる人材(小野宏コーチのことです)がいること。原稿を書きあぐねたとき、いつも小野さんのアドバイスが力になりました。
4、正確な校閲、資料提供をしていただいたディレクター補佐の宮本敬士、石割淳両氏のお力添えもありがたいことでした。
さらには、鳥内秀晃監督をはじめとする「ファイターズ・ファミリー」の全面的なご協力によって、何とか「ファイターズの栄光と軌跡」の一端を描くことができました。心から感謝します。(石)
唐突ですが、ファイターズを応援されていて、次のような疑問を感じられたことはありませんか。
1、日本にアメフットの伝統校、強豪校はいくつもあるのに、その中でなぜ、ファイターズだけが戦後一貫して日本1を争う地位を保っているのか、それを支える背骨はどうして形成されてきたのか。
2、ファイターズはなぜ、全編英語のチームソング「Fight on, Kwansei」を持っているのか。それはいつ、誰が、どのような理由で作ったのか。このチームソングを歌うのは、ここ一番という勝負の試合に限られているが、それはどうしてか。チームソングなら、試合ごとに歌う方が自然ではないのか。
3、なぜ、毎年シーズンが終わった後の合同壮行会(かつては合同送別会と呼んでいた)で、コーチや監督は文武双方に力を発揮した部員を表彰すると同時に「アンサングヒーロー」を表彰するのか。
4、毎年、「ファイターズは4年生のチーム」と特別の意味を込めていわれるがあるが、それはどうしてか。
5、「ファイターズ・ファミリー」という言葉があり、ことあるごとにそれが強調されるのは、どういう歴史的背景があるのか。
6、ファイターズの卒業生は企業から高く評価されているが、それはどうしてか。
こういう疑問をお持ちのみなさまにとってぴったりの読み物が、関西学院大学が朝日新聞出版アエラと共同で発行するアエラムック「関西学院大学 by AERA」(A4変形判、124ページ、820円=税込み)に掲載されています。
筆者は不肖・私。縁あって、堂々8ページにわたる特集を担当させていただきました。ファイターズファンの胸に刻まれているライスボウルで優勝したときの写真や2007年の甲子園ボウルで勝った瞬間の写真など「お宝写真」も満載です。自分で宣伝するのも何ですが(宣伝しないと知っていただけない)、記事もファイターズと同様、格調高く、気合いが入っています。
この8ページを読んでいただくだけでも、820円の価値はあると思います(ここまでいうと、誇大広告、ええ加減にせい、というそしりを受けそうです)が、もちろん残りの116ページにも関西学院大学の卒業生や在校生、そして学院に関心のある方々には、読み応えのある記事が満載です。
アエラの記者がニューヨークまで出かけて取材した、国際的な舞台で活躍する卒業生の群像、社会に貢献する研究に取り組む教員、課外活動に取り組む学生らを取り上げ、関西学院大学の歴史と最新の情報を盛り込んでいます。
これを読んでいただければ、関西学院大学がなぜ「世界市民」という言葉に特別の意味を持たせているのか、関西学院大学がなぜ、世間で高く評価されるようになったのか、そういうことがおのずと分かるはずです。論より証拠。まずは手にとって読んで下さい。そして、千円札を手にレジに走って下さい。180円のおつりがあります。
読んで面白ければ、広く友人、知人にも紹介して下さい。聞けば、今週末の甲南大学戦、ファイターズのグッズを売っているテントでも販売されるそうです。今週の応援席では「アエラムック・関西学院」を手にして下さっている方が僕の「あこがれ」、ヒーローでありヒロインです。
追記
それにしても、今回の記事を書くに当たって、いろんな場面でファイターズとそれを育ててきたOBの底力を実感しました。
底力とは、例えば次のようなことです。
1、チームの過去の記録、足取りが完璧に残されており、その資料がいつでも利用できるように整備されていること。70年にわたって、資料整備を引き継いでこられた歴代のOBの努力の積み重ねに頭が下がります。これも伝統の力でしょう。
2、チームの歴史を正確な記憶力で理路整然と語れるOBが多数、健在であること。今回の取材でも米田満先生、古川明さん、武田建先生、伊角富三さんらから、貴重な話を懇切丁寧に聞かせていただきました。
3、70年に及ぶチームの姿を「鳥の目」と「虫の目」で把握、分析し、それをジャーナリストの視点で言葉にできる人材(小野宏コーチのことです)がいること。原稿を書きあぐねたとき、いつも小野さんのアドバイスが力になりました。
4、正確な校閲、資料提供をしていただいたディレクター補佐の宮本敬士、石割淳両氏のお力添えもありがたいことでした。
さらには、鳥内秀晃監督をはじめとする「ファイターズ・ファミリー」の全面的なご協力によって、何とか「ファイターズの栄光と軌跡」の一端を描くことができました。心から感謝します。(石)
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