主務ブログ2024

「雰囲気」

投稿日時:2023/09/28(木) 21:03rss

 長い戦いになると思っていたリーグ戦が早くも2戦を終えました。開幕の龍谷大学戦では点差こそつけて勝利したものの、各々には反省が残りました。その反省を潰して挑もうとしていた第2節の甲南大学戦は、私達の思い描いていた展開とは大きく異なるものでした。オフェンス、ディフェンス共に細かいミスや反則が続き、「Dominate」とは程遠いものとなってしまいました。
 私は試合が終わってからなぜこのような結果になったのかを考えていました。行き着いた一つの答えが練習での「雰囲気」が良くなかったということです。初戦から第2節までの2週間は、快勝できたから次も大丈夫だろうという気の緩みが練習でもそれ以外の場所でも表れてしまっていました。
 チームの雰囲気作りは重要です。どの試合でもその時の雰囲気で良い試合が出来るかどうかということが感じ取れます。そしてそれは試合の時だけ作ろうとしても出来るものではありません。日々の練習の中でどれだけ細かい所までこだわっているのか、が試合での雰囲気につながってきます。
 そして個人的にこだわるだけでも作れません。フィールドに出ているメンバーが最高のプレーをするために、部員それぞれが仲間に対しても厳しく求め続けていくことが重要です。それは練習の場だけではなく、トレーニング、日常生活など全ての事柄において言えることであり、フットボールに関わること全てに仲間が圧巻の取り組みをしているかを見ていく必要があります。その日々の取り組みが結果として、試合でチームに良い雰囲気、空気感を与えます。
 私は他者に求めることをやめた時にチームとしての成長は止まると思います。今、チームには「自分だけが出来ていれば良い」という空気が少なからずあります。このような空気を変えるのは4年生の役割です。「Dominate」が今年のスローガンであり、4年生としてこのスローガンのもとにチームを進めていくと決めました。それを決めた4年生が変わることが出来なければ「Dominate」は実現できないばかりか、敗北を喫することになります。私達は負けるかもしれないということをもっと理解しなければいけません。そして4年生から1年生までの全員でチームであり、その一人ひとりの行動が勝敗を左右します。学年は関係ありません。下級生のミスが原因で負けたとしてもそこで4年生は引退です。すなわち4年生の責任であるということを分かった上で行動していかなければいけません。
 この点において私達はまだまだ未熟であり、日本一のチームとは言えないです。第3節の試合まで時間はありませんが、何とか4年生が変わっていくことで、良い雰囲気を作って試合に臨めるように準備していきたいと思います。
 先日から大学も秋学期がスタートしました。夏季休暇中と違って学校生活と部活動を並行して行っていくことになります。フットボールだけに全てを費やすことが出来なくとも試合は2週間に1回必ずあります。今置かれている状況に言い訳せずに毎日を過ごしていきます。
 次節・神戸大学戦は最初の山場です。是非ご来場いただき、私たちの奮闘を見ていただければと思います。応援宜しくお願い致します。
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