主務ブログ2024
最後のブログ
1月3日にライスボウルで富士通フロンティアーズに敗戦してから1ヶ月以上の時間が経ち、最後のブログを書いています。
先日2月11日の甲子園ボウル優勝祝賀会には、多くの関係者の方々、OBやファンクラブ、保護者の方々にお越しいただきました。様々な方からお祝いの言葉を頂戴し、改めて今年のチームが多くの方々に応援していただき、支えていただいていたことを実感しました。
引退してから時間が経った今思うことは、約200人のチーム全員で、本気になって何か一つの目標を目指すこと、そしてこんなに夢中になることはもう二度とないんだろうなという事です。「フットボールで日本一を目指す」という、自分がやりたい事をやっているだけなのに、試合の結果によって多くの人が一緒に喜んだり悔しがったりしてくれる、そういう環境で日本一を目指すことのできた4年間は本当に幸せでした。
私個人としては、この1年、ありがたいことに初めての女性主務という事でメディアに取り上げていただく機会がありまして、それを見てくださったファンやOB、保護者の方など多くの方々に温かいお言葉をかけていただきました。私自身は、チームが結果を出さないうちから注目していただくことに恐れ多い気持ちでいっぱいでしたし、自分がその注目に見合うほどの人間になれるのかが毎日不安で仕方ありませんでした。しかしこのチームには、陽の目を浴びないながらも人知れず努力している選手・スタッフがいます。今年のチームが学生日本一になれた理由の1つはそういった部員の存在にあり、チーム幹部であった私もその部員たちに支えられ、時には勇気をもらってここまで来ることが出来ました。本当に感謝してもしきれません。
そして私がこの4年間でファイターズに教えてもらったことの中で一番大きかったのは、本気の理由に立場や性別は関係ないということです。実際に、女性だから、スタッフだから、という理由でチーム内で特別扱いされたことはありません。もちろん日本一を目指す中でそれぞれの考えの違いもあるので、色々な壁はありましたが、自分の意見を持ち、発信し、行動する権利は誰にでも等しくあって、「本気で勝ちたい奴が何でもやったらええねん」という考えがこのチームにあったおかげで、私は本気で日本一を目指すことが出来たと感じています。思い切りやれる環境が当たり前のようにあるファイターズで日本一を目指せたことが今後の人生における大きな財産となりました。
2019年のチームは春シーズンから敗戦を重ね、秋のリーグ戦でも不甲斐ない結果が続きました。何度皆さんをがっかりさせたことかと思うと今でも胸が痛む思いです。リーグ最終戦では立命館大学に負けたのにも関わらず、それでも多くの方が私たちを見捨てず支えてくださったおかげで、12月1日、立命館大学との再戦に勝利することができ、甲子園ボウルに出場し、優勝することが出来ました。あれだけ弱かったチームが、ライスボウルに出場できたことは奇跡のようなことでした。春の初戦からライスボウルまで変わらずずっと、大勢の観客とKGブルーで埋まったスタンドを背に戦ったことを心の底から誇りに思います。感謝してもしきれないことばかりですが、本当に今までありがとうございました。
そして、2020年のチームにも変わらぬご声援のほどよろしくお願いいたします。
2019年度主務 橋本 典子
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