第61回(2007年度)ライスボウル特集



爆発(explosion)  -史上最高のパスゲーム-


QB/WRコーチ  小野 宏

 
 2008年1月3日、FIGHTERSは6年ぶりに東京ドームの舞台に立った。リーグ戦での立命館大学、甲子園ボウルでは18年ぶりの対決となった日本大学との死闘を制し、念願の大学王座を獲得。日本選手権・ライスボウルでは社会人最強チーム松下電工IMPULSEへの挑戦となった。
 あと一歩のところまで迫るも勝利の女神は微笑まなかったが、前半3-31と大量リードを許しながらも、守備陣の粘りと攻撃陣の奮闘で猛追し、ワールドカップ日本代表8名を有する社会人王者を最後まで苦しめた。中でも攻撃陣は、ライスボウル記録となる最多パス獲得ヤード:564ヤードを記録。QB三原個人もパス獲得553ヤードと同じく記録を更新し、「守備の松下電工」から38得点を奪取した。
 日本最高峰という舞台でレコードを更新した2007FIGHTERS攻撃陣。ライスボウルの舞台裏とその成長の軌跡を、QB/WRコーチ・小野宏が振り返る。


 
(1)“日本代表”との対決 (5)OLたちの詩 (9)ロジスティックス
(2)二つのノーハドル (6)ショットガンの5年 (10)カズタの物語
(3)人が変わる時 (7)ラン&シュートへの挑戦 (11)後世畏るべし
(4)ゴール前の罠 (8)マネジメント改革